更新日:2016年2月24日.全記事数:3,190件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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サルタノールの使用間隔は3時間以上?


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サルタノールの使用間隔

サルタノールやメプチンエアーなどの短時間作用性吸入β2刺激薬。

1回吸入して次に吸入するまでにどのくらいの時間を空ければいいか、という質問がよくあります。

ガイドラインでは以下のように書かれています。

喘息 Minds医療情報サービス ガイドライン 成人編:薬物療法
まず1 ~ 2パフを吸入し、症状が残っていれば最初の1 時間は、20 分毎に以後1 時間に1回追加吸入する

しかし、サルタノールの添付文書には以下のように書かれています。

成人1回2吸入、小児1回1吸入の用法・用量を守り(本剤は、通常3時間以上効果が持続するので、その間は次の吸入を行わないこと)、1日4回(原則として、成人8吸入、小児4吸入)までとすること。

3時間以上効果は続くといっても、効いていなければ意味がなく、発作状態で3時間も吸入を待つのは苦しいでしょう。

ガイドラインの使用法で発作が治まらなければ、医療機関を受診するようにと勧めます。

メプチンエアー1日8回?

サルタノールやメプチンエアーなどの短時間作用型β2刺激剤は、通常、
「成人1回2吸入、小児1回1吸入の用法・用量を守り、1日4回(原則として成人8吸入、小児4吸入)までとすること。」
となっています。

1日4回までです。
それが、1日8回まで、と指示する医師もいるそうな。

成人の場合、1回2吸入となっているが、1回1吸入なら、1日8回まで使えるという理屈。
1回1吸入で労作時の息切れが改善するのであれば、副作用の発症を避ける点からもその方が望ましいとのこと。
1回1吸入 1日8回まで。

こういう使わせ方もあるのね。

短時間作用性吸入β2刺激薬

発作に対してはまず、短時間作用性吸入β2刺激薬の吸入を行う。
医療施設外での発作に対応できるよう、患者には加圧式定量噴霧吸入器を処方しておく。
吸入しても効果が十分でなければ、15~20分間隔で吸入を反復してよい。
3~4回吸入を反復しても効果が見られない場合や、一旦発作がおさまってもすぐまた吸入が必要になり、1日5~6回(ベロテックエロゾルの場合は1日3~4回)を越えるような場合は速やかに医療機関を受診するべきである。

メプチンエアーだけの処方は危険?

喘息の場合、吸入ステロイドが第一選択薬で、短時間作用型の気管支拡張剤(メプチンエアーやサルタノールインヘラー)だけを単独で使い続けるというのは、喘息死のリスクもあり、通常行われません。

しかし、メプチンエアーだけが処方される、ということはよくあります。

診断の段階で、気管支拡張剤を単剤で処方するということがあります。

あるいは、COPDの場合の場合、第一選択薬は気管支拡張薬なので、β2刺激薬によって十分な効果が得られていれば、それを単剤で継続しても構いません。

短時間作用型β2刺激薬のみの処方だからといって、患者の不安を煽るようなことは言わないようにしましょう。

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