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半割の自家製剤加算は5分の1に減額?
公開. 更新. 投稿者:調剤報酬/レセプト.この記事は約2分30秒で読めます.
5,336 ビュー. カテゴリ:2022年度調剤報酬改定
ちょこちょこ調剤報酬の話が耳に入ってきています。
まだ決定ではなく、案の段階ですが。この時期だとほぼ決定の話だろう。
今現在は、錠剤を半分に割った場合、自家製剤加算20点が算定できます。
それが、来年度から5分の1(100分の20)に減額になるという話。
調剤基本料がどうたら、地域支援体制加算がどうたら、という話よりも、こういう実務的な話が、調剤事務さんとは盛り上がります。
今までは、予製剤(あらかじめ作っておく薬)として、半分に割っていたものを調剤した場合は、100分の20に減額となっていました。
次の薬剤を自家製剤の上調剤した場合は、自家製剤加算として、1調剤につき(イの( 1 )に掲げる場合にあっては、投与日数が7又はその端数を増すごとに)、それぞれ次の点数(予製剤による場合はそれぞれ次に掲げる点数の100分の20に相当する点数)を各区分の所定点数に加算する。
それが今回、赤字の部分が追加。
次の薬剤を自家製剤の上調剤した場合は、自家製剤加算として、1調剤につき(イの( 1 )に掲げる場合にあっては、投与日数が7又はその端数を増すごとに)、それぞれ次の点数(予製剤による場合又は錠剤を分割する場合はそれぞれ次に掲げる点数の100分の20に相当する点数)を各区分の所定点数に加算する。
正直、今まで予製剤として、半分に割ったものを作っておいた薬局でも、100分の20に減額せずに、20点算定していた、という所は多いと思います。
だって、今作ったか予め作ってあったか、なんてことはわからないでしょ?
ただし、個別指導を受けた薬局から聞いた話では、「何回も来ている患者なのに、予製剤を作っていないのはおかしい」と指導を受けたという話も聞いたことがあります。
なので、私の薬局では、まじめにほぼ予製剤として算定しているので、この改定による痛みは少ないですね。
てゆーか、そもそも同じ仕事してんのに、200円が40円になるっていう予製剤のシステム自体がおかしくね?とは思うんですけどね。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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