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アバレプト懸濁性点眼液と従来のドライアイ治療薬の違い
公開. 更新. 投稿者: 210 ビュー. カテゴリ:眼/目薬/メガネ.この記事は約2分38秒で読めます.
アバレプト懸濁性点眼液

ドライアイ治療薬のアバレプト懸濁性点眼液(モツギバトレプ)が2026年4月に発売されている。
処方はまだ見たことが無い。
メーカーの資料には以下のように書かれている。
アバレプトは世界で初めての TRPV1拮抗作用を持つドライアイ治療薬で、TRPV1 を阻害することによりドライアイに伴う自覚症状及び他覚所見を改善すると考えられています。千寿製薬が実施した国内第III相臨床試験(3-02試験)において、日本で初めてドライアイQOL質問票(DEQS)を主要評価項目として、有効性が検証されました。
アバレプト懸濁性点眼液はTRPV1拮抗薬である。「世界で初めての TRPV1拮抗作用を持つドライアイ治療薬」ということで、日本でしか販売されていないので評価がまだ難しい。
TRPV1はカプサイシン、熱、炎症性物質、浸透圧などの刺激を受容するセンサーで、辛い物を食べたときに痛みを感じるのもこのセンサーによるもの。
ドライアイQOL質問票(DEQS)の質問項目は以下の通り。
1)目がゴロゴロする(異物感)
2)目が乾く
3)目が痛い
4)目が疲れる
5)まぶたが重たい
6)目が赤くなる
7)目を開けているのがつらい
8)目を使っていると物がかすんで見える
9)光をまぶしく感じる
10)新聞、雑誌、本などを読んでいる時、目の症状が悪くなる
11)テレビを見ている時、パソコン・ケータイを使っている時に目の症状が悪くなる
12)目の症状のため 集中力が低下する
13)目の症状のため 仕事・家事・勉強に差し障りがある
14)目の症状のため 外出を控えがち
15)目の症状のため 気分が晴れない
薬の作用機序としては、自覚症状を改善する薬である。でも、他覚初見も改善している。
そもそもドライアイの問題って何だろう?と考えるとこれらの自覚症状に加え、目の表面に傷がつくことによる感染症、角膜潰瘍などに進行することも問題になる。
ジクアスとかムコスタとかヒアレインで、眼表面のムチンや涙液を増やすことが根本的に必要だと思うが、それらを施して他覚所見的に問題ないと眼科医が診断しても「眼がゴロゴロする」「乾いている」という自覚症状を感じている患者とのギャップを埋めるためにアバレプトを使うのは良いのだろう。



