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アトピー性皮膚炎に効くヤヌスキナーゼ阻害薬
公開. 更新. 投稿者:アトピー性皮膚炎/ステロイド外用薬.この記事は約2分32秒で読めます.
4,058 ビュー. カテゴリ:ヤヌスキナーゼ阻害薬の適応症
ヤヌスキナーゼ阻害薬って何に効くの?
最近、アトピー性皮膚炎にサイバインコやらリンヴォックといったヤヌスキナーゼ阻害薬の内服薬が適応をとっている。
2020年6月にJAK阻害薬であるデルゴシチニブ(コレクチム)が発売され、2021年9月にホスホジエステラーゼ4(PDE4)阻害薬のジファミラスト(モイゼルト)が承認されるなど、外用薬も含め、近年、治療選択肢が増えている。
現在(2022年1月)、ヤヌスキナーゼ阻害薬の適応症は以下の通り。
医薬品名 | 適応症 |
---|---|
オルミエント | 既存治療で効果不十分な下記疾患 〇関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む) 〇アトピー性皮膚炎 |
コレクチム | アトピー性皮膚炎 |
サイバインコ | 既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎 |
ジセレカ | 既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む) |
ジャカビ | 骨髄線維症 真性多血症(既存治療が効果不十分又は不適当な場合に限る) |
スマイラフ | 既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む) |
ゼルヤンツ | 既存治療で効果不十分な関節リウマチ 中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) |
リンヴォック | 既存治療で効果不十分な下記疾患 関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む) 関節症性乾癬 アトピー性皮膚炎 |
内服のヤヌスキナーゼ阻害薬の適応症は、「既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎」となっているので、最終手段という扱いになります。
また、「免疫抑制作用が増強されると感染症のリスクが増加することが予想されるので、本剤と適応疾患の生物製剤、他の経口JAK阻害剤、シクロスポリン等の免疫抑制剤(局所製剤以外)との併用はしないこと。」と記載されており、ネオーラルとの併用も不可。
また、内服のヤヌスキナーゼ阻害薬はすべて、「最適使用推進ガイドライン対象」となっている。
「最適使用推進ガイドライン」って何?
最適使用推進ガイドライン
最適使用推進ガイドラインについては以下のページに詳しく書かれている。
最適使用推進ガイドライン(医薬品) | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (pmda.go.jp)
品目としては、ヤヌスキナーゼ阻害薬などの分子標的治療薬という新しい作用機序の薬である。
新規作用機序を有する革新的な医薬品については、最新の科学的見地に基づく最適な使用を推進する観点から、承認に係る審査と並行して最適使用推進ガイドラインを作成し、当該医薬品の使用に係る患者及び医療機関等の要件、考え方及び留意事項を示すこととしています。
内容を見たが、基本的には、添付文書に記載されている内容の一部という感じである。
医薬品リスク管理計画(RMP)やら、添付文書以外にも目を通さなきゃいけないものが増えてめんどくせえなあ。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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