更新日:2016年9月19日.全記事数:3,169件.

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メトグルコで下痢したら中止?


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メトグルコと下痢

メトホルミンの副作用で最も多いのは消化器症状であり、特に下痢が起こる頻度が高いようです。

メルビンを服用した患者さんに効くと、少し軟便になったなど、なんらかの消化器症状を発現していることが少なからずありますが、そのために服薬を中止するようなケースは極めて少ないのが現状です。

メトグルコを使用する場合、500mg/日から750mg/日へと増量し、1500mg/日で維持するというケースが多くなると考えられますが、増量の間隔が1ヶ月程度あいていれば、問題となるケースは少ないと思います。

消化器症状は、服薬を続けていると、徐々に治まっていくことが多いので、「消化器症状が出たらすぐに中止してください」というのではなく、「症状が軽ければ、少し様子をみてください」と指導するほうがよいと思います。

基本的に、投与初期と増量時に注意喚起を促すとよいでしょう。

メトグルコは漸増する?

メトホルミンの副作用では消化器症状の発現頻度が最も高く、急な増量をすると消化器症状が出やすいとの報告がある。
消化器症状を避けるために少量より投与を開始し、徐々に増量することで発生頻度は低下するといわれている。
下痢や軟便などの副作用は服薬を継続するうちに症状が改善することが多いため、症状が軽ければ少し様子をみるよう指導する。

メトホルミンの増量方法
・開始用量(忍容性の確認):下痢、悪心などの消化器症状は投与初期および増量時に発現しやすいことが確認されているため、500mg/日より開始し、750mg/日(または1000mg/日)への増量は、忍容性を考慮しながら2~4週後に行う。
・750mg/日(または1000mg/日)にて4~8週後、HbA1c(NGSP)が7.0%以上であれば患者の状態を考慮しながら、1500mg/日への増量を行う。

参考書籍:調剤と情報2015.6

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コメント

  1. コメントありがとうございます。

    メトグルコの消化器症状は投与初期に多く見られるようで、しばらく続けているとおさまってくることが多いとの話ですが。

    なので、はじめの便秘というのが、メトグルコの副作用という気がしないのですが。

    メトグルコの副作用に乳酸アシドーシスというものもあり、その初期症状に消化器症状もあります。
    乳酸アシドーシスの場合、危険なので、投与中止という措置をとると思われるので、おそらく医師は違うと判断したのでしょう。

    しかし、「外へ出るたびにトイレを探す」という状態は、通常ではないので、自己判断になりますが、数日間メトグルコの使用を中止されてもよろしいのではないかと思います。
    やめてもおさまらなければ、別の要因が考えられます。

    脱水自体が乳酸アシドーシスの危険因子になりますし。

    数日間やめたからといって、糖尿病が急激に悪化するわけでもないですし。

    我慢できる程度の下痢であれば、メトグルコは安価でとてもいい薬なので、続ける価値はありますが、糖尿病の薬はほかにも色々あるので、下痢が我慢できないのであれば、医師に相談して違う薬に変えてもらうことも考慮したほうがよろしいかと思います。

    yakuzaic:2013/1/19

  2. メトグルコを服用して、もう3年ほど経ちますが未だに軟便で下痢が続いています。
    最初は、便秘になったのですが、担当医に申し出るとマグミットを処方され、最近では、さらに下痢がひどくなり、外へ出るたびにトイレを探す始末で
    本日の診察で担当医に申し出たんですがメトグルコの副作用だと言われました。
    最初は便秘でその間に下痢に変わるとか有り得るのでしょうか?

    珠里:2013/1/17

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