2017年12月14日木曜更新.3,289記事.5,378,270文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

ウブレチド点眼液は緑内障に禁忌?

スポンサーリンク


ウブレチド点眼液と前駆期緑内障

ウブレチド点眼液は、緑内障治療薬です。

緑内障に使われる目薬といえば、キサラタンなどのプロスタグランジン関連薬がメジャーです。
あとはチモプトールなどのβ遮断薬。
エイゾプトなどの炭酸脱水酵素阻害薬、α2作動薬のアイファガン、ROCK阻害薬のグラナテックなどが続く。

ウブレチド点眼液の処方は見たことがありません。
第何選択薬くらいで使われるのでしょうか?そのくらいマイナーではありますが、緑内障治療薬です。

ウブレチド点眼液の禁忌に以下のように書かれています。

禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1. 前駆期緑内障の患者〔眼圧上昇を来すおそれがある。〕
2. 脱分極性筋弛緩剤(スキサメトニウム)を投与中の患者

急性狭隅角緑内障とか閉塞隅角緑内障といった緑内障の種類は禁忌の項目でよく見かけるが、前駆期緑内障とはなんぞや。
高眼圧症で視野異常の無いものは前駆期緑内障になるのだろうか?

ウブレチドはコリンエステラーゼ阻害薬です。
抗コリン薬は、瞳を開くとともに 房水の出口をふさぎ、その排出を阻害する作用があるため、緑内障に禁忌ですが、コリンエステラーゼ阻害薬は逆の働きであるため、緑内障の治療に使われます。

ウブレチドの副作用に、「眼圧逆上昇」というのがある。
逆に眼圧が上昇する?ってことでしょうか。
コリンエステラーゼを阻害することによって何らかのフィードバックが働いてコリン作用が弱まるという流れを予測。
ウブレチド点眼液が前駆期緑内障に禁忌である、はっきりとした原因は不明ですが、ただでさえ処方をみかけないウブレチド点眼液が、ますます処方しづらそうな印象になりました。

ちなみに錠剤のウブレチド錠は「毒薬」として有名ですが、ウブレチド点眼液は毒薬ではありません。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう
follow us in feedly

最新の記事

人気の記事

最近のコメント

検索

スポンサーリンク

リンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

タグ

治療薬一覧 検査値 調剤関連資料