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便秘の患者にイリボーを使っちゃダメ?
公開. 投稿者:下痢/潰瘍性大腸炎.この記事は約1分23秒で読めます.
1,500 ビュー. カテゴリ:女性にイリボーは効かない?
イリボーの適応は「男性における下痢型過敏性腸症候群」のみでした。
が、2015年5月に「男性における」という文言が無くなり、「下痢型過敏性腸症候群」という適応となり、女性にも使えるようになりました。
以前は「女性における本剤の有効性は認められず副作用発現率が高いことから、本剤を女性に対して投与しないこと」と書かれていましたが、現在は、女性に便秘が多いことも考慮しつつ処方することが可能となりました。
ただ、男性と女性では用量が違う。
・男性における下痢型過敏性腸症候群
通常、成人男性にはラモセトロン塩酸塩として5μgを1日1回経口投与する。
なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は10μgまでとする。
・女性における下痢型過敏性腸症候群
通常、成人女性にはラモセトロン塩酸塩として2.5μgを1日1回経口投与する。
なお、効果不十分の場合には増量することができるが、1日最高投与量は5μgまでとする。
と、女性では男性における投与量の半分となっている。
女性の場合、イリボーと下剤がいっしょに処方、とか多そう。
イリボーは便秘したら中止?
イリボーは下痢型過敏性腸症候群治療薬です。
便秘型や交替型の過敏性腸症候群には適応しません。
過敏性腸症候群の患者には、下痢と便秘を交互に繰り返すという人もいます。
そういうタイプの人は使わないほうがいい。
排便が3日間なかったときは必ず休薬するように指導する。
イリボーの主な副作用は便秘であり、それは作用機序から見ても必然的である。
本剤の副作用と考えられる便秘で、3日以上排便がない場合には服薬を中止するのが望ましい。
治験時の休薬規定でも「3日以上連続無排便の時は休薬」とされている。
イリボーOD錠2.5μg 1錠
1日1回朝食後 30日分
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