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不登校の原因は起立性調節障害?
公開. 投稿者:高血圧.この記事は約2分57秒で読めます.
1,488 ビュー. カテゴリ:起立性調節障害で不登校?
起立性調節障害とは、自律神経失調症のひとつで、寝ている状態から起き上がった時に血管の調節がうまくいかず、立ちくらみ等の症状が出るものをいいます。
不登校の20~30%に起立性調節障害が認められ、起立性調節障害の50~60%に不登校を認めるため、起立性調節障害の有無の検索は重要である。
また心身症的側面を強く有する不登校では、これらの身体症状は①学校を休むと軽減する、②再発・再燃をくりかえす、③気にかけていること(例えば、学校に行きなさいなど)を言われたりすると増悪する、④1日のうちでも症状の程度がくるくる変化する(朝登校時は症状が強く、昼過ぎになると症状が軽減する)など学校場面や家庭等での心理社会的要因による影響を強く受けている。
普通の人でも、急に立ち上がると、フラっとめまいがすることはあります。
それのひどいバージョンですね。
起き上がれない。
↓
寝起きが悪い。
↓
不登校や出社拒否になる。
「朝起きられないんです」なんて社会では通用しない言い訳。
親が、起立性調節障害児を見ても、ただ怠けている、としか見ない。
しかし、理解してあげなければいけません。病気であることを。
起立性調節障害の原因
起立性調節障害は、身体発育の著しい思春期前半に多発する自律神経失調症である。起立や入浴などの身体負荷で生じるめまい、立ちくらみ、脳貧血などの循環器症状を主な症状とする。
起立性調節障害発症のメカニズムとしては、起立時の末梢血管系反射機構の欠陥が考えられている。
仰臥時に血液にかかる重力は頭部から下肢まで均等であるが、立位時は下半身、特に下肢の静脈内圧が高くなる。
普通の子供は起立時に起きる下肢の静脈内圧の上昇に反応して静脈系の収縮が起こり、還流静脈血量と心拍出量が維持されるが、起立性調節障害患者はこの血管反射が起こらず、循環血液量が減少し、脈拍数が増加する。
一般に脳血流が約60%以下に低下すると脳虚血症状を来すため、起立性調節障害患者は起立時にめまい、立ちくらみなどが起こると考えられている。
症状には日内差、季節差があるとされ、1日のうち午前中、季節では春から夏にかけて不調を訴える例が多い。
また、親兄弟、特に母親に同様の症状が見られることが少なくない。
起立性調節障害は起立性低血圧とほぼ同じ症状を呈するが、病態の相違については不明な点も多い。
起立性調節障害を起こす原因として、夜更かしや朝寝坊という不規則な生活をしていることによる生活のリズムの乱れもあります。
心理的ストレスも関係している。
休みの日には早く起きられる、という場合は、心理的ストレスが大きい。
医薬品名 | 適応症 |
---|---|
リズミック | 本態性低血圧、起立性低血圧、透析施行時の血圧低下の改善 |
メトリジン | 本態性低血圧、起立性低血圧 |
エホチール | 本態性低血圧、症候性低血圧、起立性低血圧、網膜動脈の血行障害 |
フロリネフ | 塩喪失型先天性副腎皮質過形成症、塩喪失型慢性副腎皮質機能不全(アジソン病) |
メスチノン | 重症筋無力症 |
インデラル | 本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、褐色細胞腫手術時、期外収縮(上室性、心室性)、発作性頻拍の予防、頻拍性心房細動(徐脈効果)、洞性頻脈、新鮮心房細動、発作性心房細動の予防、片頭痛発作の発症抑制、右心室流出路狭窄による低酸素発作の発症抑制 |
リタリン | ナルコレプシー |
トレドミン | うつ病・うつ状態 |
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