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血糖値300mg/dLは危険?
公開. 投稿者:糖尿病.この記事は約2分33秒で読めます.
1,998 ビュー. カテゴリ:糖尿病性昏睡
血糖値が高い、という以外、特に自覚症状のない糖尿病患者のコンプライアンスは悪い。
糖尿病で死ぬことはない、むしろ低血糖のほうが怖いとも思っている。
確かに糖尿病自体で死ぬことは今はあまりありません。
インスリンが発見される前は、糖尿病性昏睡で死に至るケースが多かったようですが。
糖尿病で怖いのは合併症です。
糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害が糖尿病の3大合併症と言われています。
網膜症で失明になり、神経障害で足を切断し、腎症で透析治療を受けることになります。
3大合併症は細小血管障害と言われ、細い血管に起こる障害ですが、それより怖いのは心筋梗塞や脳卒中などの大血管障害です。死亡原因の上位を占めます。
血糖の基準値は、空腹時70~109mg/dL、食後140mg/dL未満とされています。ただし、これは静脈血の血漿を用いた場合の基準値であり、毛細血管や動脈血では若干高値となる。また、全血の方が血漿に比べ低値となる。
通常、血糖自己測定には手指の毛細血管血を用いるため、医療機関における検査結果よりも高値を示す。
糖尿病の診断基準「朝食前血糖値126mg/dl以上または、食後血糖値200mg/dl以上」、低血糖「血糖値60mg/dL 以下」といった数値は薬物療法上気にしているが、高血糖についてはあまり気にしていなかった。
血糖値が多少高い程度(200 mg/dL 前後)では、ほとんど症状は現れない。
300mg/dLを超えてくると、のどが渇いたり、尿の量が増えたり、倦怠感(疲れやすさ)を感じたりします。
皮膚に出来物ができやすくなったり、集中力がなくなる、お腹がすく、やせてくる、などもよく現れる症状ですが、健康な人でもよく起こりがちな珍しくない症状なので、自覚症状から糖尿病に気付くことはほとんどない。
血糖値が500mg/dL以上になると、吐き気や嘔吐、あるいは意識が遠のく、昏睡に陥るなどの危険な状態に至ります。
低血糖が怖いからあまり薬を使いたくないという患者には、高血糖時のリスク、放置した場合のリスクもお伝えし、正しく怖がるように指導したい。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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