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長引く腰痛は強直性脊椎炎?
公開. 投稿者:痛み/鎮痛薬.この記事は約1分7秒で読めます.
1,674 ビュー. カテゴリ:強直性脊椎炎
膠原病など免疫系の疾患に使われる免疫抑制剤の中で、自己注を行う生物学的製剤、コセンティクス、ヒュミラ、レミケード、ステラーラ、トルツ、スキリージ、ルミセフ、トレムフィアなどがあります。
この中でコセンティクス皮下注の適応に「強直性脊椎炎」という病名がある。
あまり馴染みのない病気なので、調べてみる。
強直性脊椎炎は大きく脊椎関節炎(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、関節症性乾癬)という関節の炎症を起こす結合組織疾患のグループに含まれる。
背中の痛み、眼の炎症(ぶどう膜炎)、消化器症状、発疹を引き起こすことがあります。
踵など腱が骨につく部分に付着部炎と呼ばれる炎症がみられるのも脊椎関節炎の特徴です。
長引く腰痛の原因が強直性脊椎炎だったということもあるようで、原因も不明なので、なかなか発見しづらい病気です。
強直性脊椎炎の診断を受ける前に、腰痛症、ぎっくり腰、座骨神経症、椎間板ヘルニア、関節炎といった診断を受けることが多い。
安静にしても軽くはならず、むしろ動くと改善するのが強直性脊椎炎の特徴でもある。
診断された段階ではかなり進行しているということも多いので、コセンティクスのような生物学的製剤の使用は考慮されるでしょう。
この病気と白血球型(HLA)の関係も強く、HLA-B27の陽性の人が9割に上るという。
白血球型と関連の強い病気は、免疫系の病気に多く、何らかの細菌感染が引き金となって免疫系に異常が起こると考えられている。
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