2019年11月11日更新.3,359記事.6,212,561文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ロペミンで不整脈?

ロペミンの過量投与

ロペミンの添付文書の過量投与に、

外国で、過量投与により昏睡、呼吸抑制、縮瞳、協調異常、筋緊張低下、傾眠、尿閉等の中毒症状が報告されている。また、腸管壊死に至る麻痺性イレウスにより死亡に至った例、QT延長、Torsade de Pointesを含む重篤な心室性不整脈、Brugada症候群の顕在化が報告されている。

と書かれている。

ロペミンによる不整脈の副作用というのがあまり結びつかなかったので調べる。

そもそも下痢の特効薬であるロペミンの作用機序すらよくわかっていませんでした。

ロペラミドはオピオイド受容体作動薬であり、大腸のアウエルバッハ神経叢に存在するμ受容体に作用するが、血液脳関門を通過しないので、それ自身では中枢神経系には作用しない。モルヒネと同様の機序で腸筋神経叢の活性を低下させ、腸壁の縦走および輪状平滑筋を弛緩させる。この事で腸管内での内容物滞留時間が延長し、より多くの水分が吸収される。ロペラミドは腸管の運動を抑制し、胃大腸反射を減弱させる。

ロペラミド – Wikipedia

ロペミンはオピオイドなのだそうだ。添付文書の過量投与の「処置」のところには、

中毒症状がみられた場合にはナロキソン塩酸塩を投与する。本剤の作用持続性に比べ、ナロキソン塩酸塩の作用は短時間しか持続しないので、必要な場合にはナロキソン塩酸塩を反復投与する。また、QT延長のリスクがあるため、心電図異常に注意すること。

麻薬拮抗薬のナロキソンを投与するとも書かれている。

基本的に、ロペミンで多幸感を得たり、乱用につながることはあまり無いと考えられるが、1日当り800mgを使用していた患者で依存症の報告があったそうだ。
ロペミンカプセル1mgを800個ってオイ。
ロペラミドは致死量に近い用量で鎮痛効果を発揮するとのこと。

しかし、下痢型の過敏性腸症候群などで、乱用気味の患者もいるので、過量投与には注意する必要がある。

市販薬にも含まれており、入手しやすいオピオイドではある。

薬剤師向けクイズ

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薬剤師

シクロスポリンと併用する際に相互作用を受けにくいスタチン系薬剤はどれか。
A. シンバスタチン(リポバス)
B. ピタバスタチン(リバロ)
C. ロスバスタチン(クレストール)
D. フルバスタチン(ローコール)

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