更新日:2017年2月23日.全記事数:3,117件.

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ストロメクトールは1週間に1回服用?


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ストロメクトールの用法

疥癬の薬として有名なストロメクトール
その用法は、添付文書上、

1. 腸管糞線虫症
通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを2週間間隔で2回経口投与する。下記に患者体重毎の1回当たりの投与量を示した。本剤は水とともに服用する。

2. 疥癬
通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを1回経口投与する。下記に患者体重毎の1回当たりの投与量を示した。本剤は水とともに服用する。

疥癬に対しては「1回経口投与する」としか書かれておらず、とても不親切な添付文書となっている。

重要なことは「用法及び用量に関連する使用上の注意」に書かれている。

1. 本剤は水のみで服用すること。本剤は脂溶性物質であり、高脂肪食により血中薬物濃度が上昇するおそれがある。したがって、本剤は空腹時に投与することが望ましい。(「薬物動態」の項参照)

2. 本剤による治療初期にそう痒が一過性に増悪することがある (「副作用」の項参照)。また、ヒゼンダニの死滅後もアレルギー反応として全身のそう痒が遷延することがある。特徴的な皮疹の発生や感染が認められない場合、又はそう痒が持続しても、特徴的な皮疹の発生や感染が認められない場合には、漫然と再投与しないこと。

3. 重症型 (角化型疥癬等) の場合、本剤の初回投与後、1~2週間以内に検鏡を含めて効果を確認し、2回目の投与を考慮すること。

ポイント1として、「空腹時投与」があります。食事によって血中濃度上昇→副作用リスク増大となります。

ポイント2として、2回目の投与は少なくとも1週間は開けなくてはいけません。

気になるのは、「3回目の投与はあるのか?」ということですが、
疥癬虫(ヒゼンダニ)が、卵から雌成虫が産卵できるようになるまでのサイクル(ライフサイクル)は10~14日間とされています。

マルホの疥癬対策マニュアルに、以下の記載が見られる。

イベルメクチン
約200μg/kgを空腹時に1回、水で内服する。投与に伴い、ヒゼンダニの死滅後のアレルギー反応として一過性のかゆみが生じることがある。2回目の投与は1週間後とする。3回目の投与は2週目にヒゼンダニが検出された場合に行う。

3回目の投与もあり得ます。

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