2016年12月23日金曜更新.3,291記事.5,105,755文字.

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関節の水は抜かないほうがいい?

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関節の水は抜かないほうがいい?

膝に水がたまっているという患者が、「水を100cc抜いてきた」という話を聞いたりする。
このたまり過ぎた関節液を抜くことを「関節穿刺」という。

あまり抜かないほうがいい、という話も聞きます。

そもそも膝に水がたまる、関節水腫といいますが、その原因は関節に炎症を起こしているから。
「変形性膝関節症」「関節リウマチ」「痛風」などの病気、加齢、そのほか外傷などが原因となります。

その炎症を治すためにリンパ液などが関節に増える。
その液体を抜くことは修復を遅らせるということにもなる。安静にして無理をしなければ、自然と組織が治癒するとともに自然と吸収されていきます。

しかし水を抜くと楽になって、歩けるようになる。
あまり痛みが強いときには水を抜くことも考えられる。
でも、一回水を抜いてもまた浸出液は新しく出てくるわけで、癖になるということではない。

水を抜く医師と抜かない医師がいる。
抜かない医師は、水を抜くと修復が遅れる、感染しやすくなる、なので我慢できるなら抜かないほうがいいという考え。
抜く医師は、放置すると関節包が伸びてしまうので抜いたほうがいい、関節包の内圧が高くなり痛みの誘発原因が増え滑膜を刺激してさらに関節液が溜まっていくために抜いたほうがいい、といった考え。

基本的には鎮痛薬と同じ。
我慢できれば使わないほうがいいけど、痛くて我慢できないのであれば止む無しといったところか。


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