更新日:2016年12月23日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

関節の水は抜かないほうがいい?


スポンサードリンク

関節の水は抜かないほうがいい?

膝に水がたまっているという患者が、「水を100cc抜いてきた」という話を聞いたりする。
このたまり過ぎた関節液を抜くことを「関節穿刺」という。

あまり抜かないほうがいい、という話も聞きます。

そもそも膝に水がたまる、関節水腫といいますが、その原因は関節に炎症を起こしているから。
「変形性膝関節症」「関節リウマチ」「痛風」などの病気、加齢、そのほか外傷などが原因となります。

その炎症を治すためにリンパ液などが関節に増える。
その液体を抜くことは修復を遅らせるということにもなる。安静にして無理をしなければ、自然と組織が治癒するとともに自然と吸収されていきます。

しかし水を抜くと楽になって、歩けるようになる。
あまり痛みが強いときには水を抜くことも考えられる。
でも、一回水を抜いてもまた浸出液は新しく出てくるわけで、癖になるということではない。

水を抜く医師と抜かない医師がいる。
抜かない医師は、水を抜くと修復が遅れる、感染しやすくなる、なので我慢できるなら抜かないほうがいいという考え。
抜く医師は、放置すると関節包が伸びてしまうので抜いたほうがいい、関節包の内圧が高くなり痛みの誘発原因が増え滑膜を刺激してさらに関節液が溜まっていくために抜いたほうがいい、といった考え。

基本的には鎮痛薬と同じ。
我慢できれば使わないほうがいいけど、痛くて我慢できないのであれば止む無しといったところか。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

ランダム記事

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

お気に入りリンク

添付文書(PMDA)
Mindsガイドラインライブラリ
健康食品の安全性・有効性情報
管理薬剤師.com
DIオンライン