更新日:2017年1月7日.全記事数:3,091件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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睡眠薬まとめ


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ベンゾジアゼピン系睡眠薬

通常用いられる睡眠薬は、ベンゾジアゼピン系薬で催眠作用の強いものである。
消失半減期により超短時間型(2~4時間)、短時間型(6~10時間)、中間型(12~24時間)、長時間型(24時間以上)の4群に分けられるため、その特徴を利用して薬剤を選択する。
本剤はベンゾジアゼピン受容体への結合が飽和状態になれば、それ以上脳に作用しないため、過量服用の際も死亡の危険性が少ない。
しかし呼吸抑制が全くないわけではないため注意し、必要ならベンゾジアゼピン受容体拮抗薬フルマゼニル(アネキセート)の静注を用いる。

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬

ベンゾジアゼピンと化学構造が異なるが、ベンゾジアゼピン受容体に作用する。
筋弛緩作用と関連するω2受容体には作用せず、ω1受容体に選択的に作用することから、筋弛緩性が少なく、安全性において、ベンゾジアゼピン系薬よりも優る。
ゾルピデムは、筋弛緩作用が弱く徐波睡眠を増し、高齢者に使用しやすい。
ゾピクロンは徐波睡眠を回復するが、口中に苦味が出現することがある。
ゾピクロンのS体を抽出したエスゾピクロンは苦味がやや少ないとされ、依存性はない。

メラトニン受容体作動薬

ロゼレム

メラトニン受容体作動薬。

ベンゾジアゼピン受容体に作用しないため、効果は弱いが副作用は少ない。

高齢者や身体疾患患者、睡眠相のずれなどに効果が期待される。

オレキシン受容体拮抗薬

スボレキサント(ベルソムラ)は覚醒をコントロールする物質であるオレキシンの受容体を遮断することで睡眠をもたらすという、全く新しいメカニズムであり、注目される。

参考書籍:今日の治療薬2015

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