更新日:2016年12月21日.全記事数:3,190件.

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インフルエンザに麻黄湯が効く?


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タミフルよりも麻黄湯のほうが効く?

インフルエンザに適応のある薬を検索した。

シンメトレル(A型インフルエンザウイルス感染症)、イナビル、タミフル、リレンザ(A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療及びその予防)。
そしてこれ以外にも、漢方薬の効能効果で「インフルエンザ」の記載がみられるものに以下の2つがあった。
麻黄湯(悪寒、発熱、頭痛、腰痛、自然に汗の出ないものの次の諸症:感冒、インフルエンザ(初期のもの)、関節リウマチ、喘息、乳児の鼻閉塞、哺乳困難)
竹じょ温胆湯(インフルエンザ、風邪、肺炎などの回復期に熱が長びいたり、また平熱になっても、気分がさっぱりせず、せきや痰が多くて安眠が出来ないもの)

異常行動の副作用問題の影響から、タミフルの処方を敬遠するお母さんもいます。
吸入もできない年齢だとリレンザも処方できないので悩みますが、そんなとき漢方薬を処方する医師が多いです。

麻黄湯、葛根湯、麻黄附子細辛湯などが実際に処方されます。

麻黄湯にはタミフル以上に解熱期間の短縮効果が得られたとするデータも報告されています。
麻黄湯は、東洋医学における弁証論治(証に基づく診断による処方)では「表寒実証に用いられる辛温解表薬」と位置付けられています。

これは表証(急性期)で寒証(悪寒状態)にある実証の人(体力が充実した人)に対し、体を温めて汗をかかせ、病気を体表から追い出す(辛温解表)という処方であり、証に合致すれば速やかな解熱と症状の緩和が得られるとされています。

抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)に麻黄湯を併用する医師もいます。

麻黄湯の特徴

平素から丈夫で体力充実した人に適している。

熱性疾患の場合には悪寒・無汗・脈浮緊のものに限って用いるべきである。

発汗作用が強い(散性値高い)ので老人や虚弱者、高血圧には用いるべきではない。

また、長期投与は避けるべきである。

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