更新日:2016年12月10日.全記事数:3,079件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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魚を食べると長生きする?


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肉と魚の油

「肉よりも魚のほうが体にいいですか?」と聞かれて困る私です。

肉より魚のほうが体にいいとよく言われます。
その理由として、DHAやEPAが多く含まれるから、というのをよく聞きます。

DHAやEPAは不飽和脂肪酸といって、不飽和の炭素結合をもつ脂肪酸のことです。不飽和の炭素結合とは二重結合や三重結合のことです。
リノール酸やリノレン酸もよく聞きますが、不飽和脂肪酸です。

魚に多く含まれる不飽和脂肪酸が、肉に多く含まれる飽和脂肪酸よりもなぜいいのか?というと、まず融点が低いということです。
寒い水の中で暮らしている魚の油は、低い温度でも固まらないように融点が低い。それに比べて陸上で暮らす動物の油は融点が高い。
不飽和脂肪酸は固まりにくい油といえます。

イヌイットとEPA

イヌイットとは、カナダとかグリーンランドの北の北極圏に住んでいる、犬ぞりに乗って氷の上を移動して、アザラシの猟をしたり、魚を取ったりしている少数民族のことです。

そのイヌイットの人たちには、心臓病や動脈硬化が少ないという。
その理由が食事。

イヌイットは魚が主食で、それ以外では鯨やアザラシの肉をよく食べます。
しかもイヌイットは生野菜を食べません。北極圏では寒すぎて野菜も育たないので。
なんでそんな食生活で健康を維持できるのか。

その理由がEPA。
イヌイットの人たちの血中には不飽和脂肪酸であるEPAが高濃度に存在します。
これが、EPA(エパデール)が体に良いと言われる理由です。

EPAやDHAには、血液をサラサラにする効果があります。
それは、出血をしやすくなるという副作用にもつながります。その点は注意が必要です。

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