更新日:2016年11月28日.全記事数:3,171件.

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抗うつ薬を飲んでいて車を運転してもいい?


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SNRIと車の運転

2016年11月にトレドミン、サインバルタ、イフェクサーといったSNRIの抗うつ薬の添付文書の改訂があり、使用上の注意における「自動車の運転禁止」が「運転注意」に変更となった。

【厚労省】自動車運転、禁止から注意に‐抗うつ剤の添付文書改訂へ : 薬事日報ウェブサイト

トレドミンの添付文書をみると、

眠気、めまい等が起こることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。また、患者に、これらの症状を自覚した場合は自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事しないよう、指導すること。

という記載になっている。

以前の記載では、「眠気、めまい等が起こることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。」となっていた。

SNRIでは自動車の運転が解禁されたということか。
じゃあ、SSRIはどうだろう?と見てみると、
パキシルの添付文書では、

眠気、めまい等があらわれることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。これらの症状は治療開始早期に多くみられている。

運転禁止じゃなかった。

文章にすると微妙なニュアンスの違いですが、運転禁止と運転注意ではかなり違う意味になるので、明確に区別して理解する必要がある。
特に田舎では、車を運転しなければ生活ができないのだから。

薬効分類医薬品名運転の可否添付文書の記載
SNRIトレドミン運転可眠気、めまい等が起こることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。また、患者に、これらの症状を自覚した場合は自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事しないよう、指導すること。
SNRIサインバルタ運転可眠気,めまい等が起こることがあるので,自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。また,患者に,これらの症状を自覚した場合は自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事しないよう,指導すること。
SNRIイフェクサー運転可眠気、めまい等が起こることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。また、患者に、これらの症状を自覚した場合は自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事しないよう、指導すること。
SSRIパキシル運転可眠気、めまい等があらわれることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。
SSRIジェイゾロフト運転可眠気、めまい等があらわれることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。
SSRIレクサプロ運転可眠気、めまい等があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。
SSRIルボックス/デプロメール運転不可眠気,意識レベルの低下・意識消失等の意識障害が起こることがあるので,本剤投与中の患者には,自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること.
NaSSAリフレックス/レメロン運転不可眠気、めまい等があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

SSRIの中では、ルボックス/デプロメールだけが運転不可。
パキシル、レクサプロ、ジェイゾロフトは運転可能です。
このほか、三環系抗うつ薬、四環系抗うつ薬、抗精神薬、睡眠薬、抗不安薬などなど、すべて調べたわけではありませんが、ほぼ運転禁止。
グランダキシンですら運転禁止です。

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