更新日:2016年11月26日.全記事数:3,191件.

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タコとウオノメの違いは?


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たこと魚の目

タコウオノメは似ている。
どちらも皮膚の圧迫を繰り返すとできる。
治療法も同じ。スピール膏のようなサリチル酸入りの貼付剤で皮膚をやわらかくして除去します。

魚の目は名前の通り、魚の目みたいな芯がある。
足にしかできない。

たこはペンダコみたいに、足以外にもできる。

ウオノメは正式には鶏眼(けいがん)と呼ばれ、タコは胼胝(べんち)と呼ばれます。
圧迫が加わる部位に角層が肥厚してできますが、角層がくさび形に下方に増殖しているものをウオノメ、平坦に増殖しているものをタコといいます。

最も好発する部位は足底の母趾球、小趾球などです。
開張足(横アーチが潰れた形の一種の扁平足)の人は第2中足骨の骨頭部分に圧迫が加わり、その部位に生じます。
また、先の細い靴を履くと足趾同士が圧迫され、とくに第4、第5足趾の側面にウオノメができます。

タコには、足底以外にペンや鉛筆が指に当たってできる「ペンダコ」、正座することにより足背にできる「座りダコ」などがあります。
ウオノメの場合は角層がくさび形に下方に増殖して、疼痛が生じます。

糖尿病患者にウオノメが生じた場合、潰瘍が形成されていることも少なくありません。
タコの場合は平坦に角層が増殖するため疼痛が生じることは少ないです。

足底のイボ(ウイルス性疣贅)はしばしばウオノメに間違われますが、圧力がかからない部位にできる角化疹のほとんどは、イボであることが多いです。

タコ・ウオノメの治療

対症療法としては肥厚した角層を削ることになりますが、削り方に関しては治療者によって、そのまま削るか、サリチル酸の貼付剤であるスピール膏を貼って角層を浸軟させてから削るかさまざまです。

浸軟させて削ると角層が柔らかくなり、削りやすいという理由でスピール膏Mの使用を好む医師と、浸軟させるとどこまで削ればよいかわかりにくくなるので使用しない方針の医師がいて、意見が分かれるところです。

傾向としては、フットケアに熟練した医師は浸軟させずに角層を削るのに慣れていて、スピール膏Mを使用しない印象があります。

糖尿病患者は免疫力が低下しているために、角質を取り去る際に皮膚を傷つけてしまい感染症を起こす場合があるので、スピール膏Mの貼付に関しては気をつけなければいけません。

ウオノメを削る場合は、ニッパ型の爪切りやメスで芯をほじるように取る方法がやりやすいようです。

タコの場合はカミソリを使うのが適当です。

治療者を行っても、局所への圧迫が続く限り、ウオノメもタコも再発します。

足底にできた場合には体圧が適切に分圧されている靴に変え、再発予防をする必要があります。

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