更新日:2016年11月20日.全記事数:3,191件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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頭痛の原因はくも膜下出血?


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頭痛とくも膜下出血

くも膜下出血の症状は激しい頭痛ですが、前駆症状として軽い頭痛があります。

軽い頭痛の患者全員にCTを行うわけにはいきません。
そのため、軽い頭痛の段階で医療機関に行ったとしても、風邪による頭痛と診断されることもあります。

くも膜下出血はよく「金槌やバットで殴られたような突然の頭痛」と表現されますが、これは誤診のもとです。
実際に瞬間に激しい頭痛がくるのは6割ぐらいです。

1分くらいの間に頭痛が増してきた場合も突然の頭痛の部類に入ります。

ただの頭痛にCTやMRIは不要?

よく頭痛がするので、片頭痛かも、と疑い、トリプタン系の薬でも処方してもらえないかと近くの診療所に行ったことがあります。

「検査してみましょう」とのことで、たぶんCTだったのだと思いますが、検査して異常なし。
で、結局処方されたのは風邪薬。

何も言わなかった自分も悪いのかも知れませんが、診察室では医師主導の問診になってしまいました。
でも、自分のように若くて、脳梗塞などのリスクもないような患者にも簡単にCTやMRIをしてしまうのはどうかと思います。

医療費の無駄。
診療報酬でもただの「頭痛」なんて病名でCTやMRIをしても返戻されてしまうので、「脳腫瘍の疑い」や「くも膜下出血の疑い」として請求するのでしょう。

患者側から検査を希望するケースのほうが多いかも知れません。
説明するのも面倒だから、検査をしてしまう。

トリプタン系の薬をOTC化してしまったほうが、医療費抑制効果があるかも知れませんね。

軽い頭痛でもCT取るべき?

 千葉市立海浜病院(広瀬彰院長)で昨年9月、くも膜下出血で救急搬送された40歳代の女性が、病院側の診断ミスで帰されていたことがわかった。
 女性は重度の後遺障害が残り、現在も意識が戻っていない。市は誤診を認めて女性側に謝罪し、損害賠償として約6630万円を支払うことで10月に和解が成立。29日に開会する市議会12月定例会に和解金の支出議案を提出する。
 病院側の説明によると、女性は昨年9月23日、吐き気や頭痛を訴えて救急車で同病院の夜間救急に搬送され、初期診療を受けた。この際、市の協力医療機関から派遣されている医師が、CT撮影などの処置をとらないまま「過換気症候群」(過呼吸)と診断。女性をいったん自宅に帰したという。女性は翌日、症状が治まらなかったため別の医療機関を受診し、くも膜下出血と診断された。くも膜下出血で自宅に帰す…千葉市立海浜病院 医療ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

40代ですか、まだ若いですね。
救急車で搬送されたという点では、本人の症状的には辛かったのでしょうけど、医師の客観的判断では軽症に見えたのでしょう。

いったん帰してもいいと。
誤診かあ。
CTをすべきだったと。

軽い頭痛でも全例CTを実施すべきだと。
難しいですね。

医療機関側はジョーカーを引いたと思ってあきらめるしかないのでしょうか。

片頭痛は脳卒中の危険因子?

片頭痛が脳卒中のリスクファクターになるとのこと(ただし、治療でリスクは減少)。
喫煙習慣は脳卒中のリスクを約2倍に高め、片頭痛も約2倍にします。
しかも片頭痛の人が喫煙すると、約10倍になります。
片頭痛を治したければまず禁煙から。

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