更新日:2016年11月9日.全記事数:3,191件.

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イニシンク配合錠は新薬?


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イニシンク配合錠

イニシンク配合錠というネシーナとメトグルコの合剤が2016年11月に薬価収載される。

新医薬品一覧表(平成28年11月18日収載予定)

このイニシンクですが、14日ルールの制限の例外に記載されておらず、新薬扱いなのだそうだ。
平成28年11月薬価収載予定の新薬のうち14日ルールの制限を外すもの
ミカトリオと、ミケルナ点眼のみ14日ルールの制限が外されている。

なぜネシーナとメトグルコの合剤が新薬扱いなのか?
その理由は用法にあるようだ。

イニシンクの用法

通常、成人には1日1回1錠(アログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25mg/500mg)を食直前又は食後に経口投与する。

ネシーナの用法

通常、成人にはアログリプチンとして25mgを1日1回経口投与する。

メトグルコの用法

通常、成人にはメトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2~3回に分割して食直前又は食後に経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、通常1日750~1,500mgとする。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最高投与量は2,250mgまでとする。
通常、10歳以上の小児にはメトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2~3回に分割して食直前又は食後に経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、通常1日500~1,500mgとする。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最高投与量は2,000mgまでとする。

上記のメトグルコの用法がキーポイントで、1日2~3回という用法しか認められていない。
1日1回という用法のイニシンクは、そのために新薬扱いなのだそうだ。

イニシンクを使うには、ネシーナ25mg→イニシンク配合錠か、メトグルコ250mg1日2回→イニシンク配合錠というルートになる。
イニシンクで効果不十分の場合、さらにメトグルコをオンするという形になりそうだ。
イニシンクの薬価は174.20円と、ネシーナ錠25mgと同じ薬価で、メトグルコ分の薬価を得する形にはなる。医療費削減にシビアになれば使うメリットもありそうだが、正直売れないだろうな。

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