更新日:2017年6月11日.全記事数:3,191件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

痛風患者は水をたくさん飲むべき?


スポンサーリンク

痛風患者は水をたくさん飲むべき?

ザイロリックの添付文書の使用上の注意には、
「使用中は摂水量を多くし、1日の尿量を2L以上とすることが望ましい。」
と記載されている。

痛風患者には水をたくさん飲むように指導する。
尿路結石を予防するための水分摂取、尿のpH管理は、日々の食生活に直接関係する問題であり、来局するたびに繰り返し確認することが望ましいでしょう。
1日の尿量を2Lとする水分摂取の場合、成人の通常の尿量は1.2L程度とされていますから、普段の約2倍の水分量を摂取することが必要となります。

通常より1Lぐらい多めに、あるいはコップ3~4杯ぐらい余分になどと説明されることが多いようです。
夜間睡眠中は水分摂取がなく、発汗などにより脱水傾向になりやすいので、就寝前に十分な水分を摂取することが勧められますが、夜間頻尿などで摂取が控えられている場合もあり、それぞれの患者の状況を確認し対応することが大切です。

同様に、発汗量の多くなる夏は、さらに多めに水分が必要となることを確認するなど、環境の変化に応じたアドバイスも必要です。
尿のpH管理については、尿をアルカリ化させる必要性を再度説明し、適切な食品の摂取を勧めますが、尿のpHが6未満の状態が続いているような場合は、患者自身で毎日尿のpHを測定し、食事などに注意を払う自己管理が勧められます。

尿のpHは食事による影響を受けるので、測定は早朝第1尿だけでなく、毎食前に行って記録し、食事や運動などの関連を検討します。

ただし、腎不全、心不全などで水分の摂取量を制限するように言われている方は、このように水分摂取することはやめて医師の指示に従ってください。
ザイロリックの薬情の指導欄に、水分を積極的に摂る旨が記載されていて、それに従った心不全患者が病状悪化したという話もあるので、患者の病状にあわせた指導が必要です。

水飲め裁判?

痛風患者に水を飲むように指導することも必要ですが、患者の病態を見ずにただ水を勧めることは避けたほうがいい。

大御所司会者・みのもんた(70)が日本テレビ系の名物情報番組「午後は○○おもいッきりテレビ」、後継の「おもいッきりイイ!!テレビ」で「水を飲もう」と勧め、それを習慣化した千葉県の主婦Aさん(87)がうっ血性心不全などを発病したとして巨額賠償を求めた“水飲め裁判”が異例の事態になっている。みのもんた番組の「水飲め裁判」 原告が証拠映像を一般公募 – ライブドアニュース

みのもんたほどの影響力は無いかも知れませんが、薬剤師の言ったことを守って病状が悪化した、とクレームを受ける可能性もあるかも。

スポンサーリンク

関連する記事

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」「時間は有限、努力は無限」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

スポンサーリンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ