更新日:2016年9月24日.全記事数:3,191件.

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PTSDは感染する?


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PTSDはうつる?

深刻なトラウマ体験を聞くことで、二次受傷が生じることがある。
トラウマ体験を聞く人に生じる正常な反応である。

東北大震災のときなどは、生々しい映像を見て、急性ストレス障害に陥る人が多かった。
スピッツの草野マサムネとかも。

一人で抱え込まずに、周囲の人に話を聞いてもらうなどして、セルフケアに努めることが大事である。

PTSDにSSRI

現時点で、日本ではPTSD(心的外傷後ストレス障害)の適応が認可されている薬物は無い。
が、PTSDの薬物療法における第一選択薬としてあげられるのが選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)である。

セルトラリン、フルオキセチン、パロキセチンがランダム化試験で有効性が証明されている。
投薬開始から約2週間で再体験、過覚醒および回避・麻痺などの症状に効果があり、8週間で最大治療効果がみられる。

初めの8週間はSSRIを用い、反応がみられなければネファゾドン、ベンラファキシンへ切り替えることが推奨されている。
また、三環系抗うつ薬として、イミプラミン、アミトリプチリンが有効とされている。
さらに、トラゾドンはSSRIがもたらす不眠を改善する作用がある。

PTSDに気分安定薬

気分安定薬として、バルプロ酸やカルバマゼピンが用いられている。
カルバマゼピンが再体験症状と過覚醒症状を軽減し、バルプロ酸が回避・麻痺症状を軽減する。

PTSDとアドレナリン拮抗薬・作動薬

βアドレナリン拮抗薬のプロプラノールやα2アドレナリン作動薬のクロニジンが再体験症状と過覚醒症状に有効とされている。

PTSDとベンゾジアゼピン

ベンゾジアゼピンがPTSDの中核症状に効果があったとする報告はないが、不安、不眠などに効果がみられる場合もある。

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