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肝斑の見分け方
公開. 投稿者:皮膚外用薬/皮膚病.この記事は約1分24秒で読めます.
1,590 ビュー. カテゴリ:しみと肝斑の違いは?
肝斑とは、女性の顔面に生じるしみの一種である。
30~40歳代に好発し、薄い褐色で比較的大型のしみが、頬骨に沿って左右対称にできるのが特徴である。
紫外線によるしみや、皮膚のこすりすぎによって起こる炎症後色素沈着などと似ており、それらと合併していることもあるため、判断が難しい場合は皮膚科医による鑑別が必要である。
肝斑ができやすい人は、日焼け止めクリームを塗るなど、日ごろの紫外線対策も重要である。
肝斑の見分け方
肝斑=シミみたいに言われますが、シミ>肝斑で、肝斑はシミの一種です。
シミにも色々あります。
太田母斑
額、目のまわり、頬などにある茶褐色~青色のアザです。
生後間もなく出現するものと、思春期ごろにできるものがあります。
老人性色素斑
一般的にシミと言われているのは、これでしょうね。
紫外線が原因となってできるシミ。若い頃から日焼けをしていた人ほどできやすい。
雀卵斑
そばかすってヤツです。
そして肝斑
頬骨や鼻の下あたり、額に左右対称にできるシミ。30~40代の女性によくできる。妊娠中や経口避妊薬を服用中にできたりもするので紫外線だけでなく女性ホルモンが影響しているといわれています。
肝斑
肝斑は30歳くらいから、主として女性の顔面に対側性に境界明瞭な褐色調の色素斑として現れます。
通常、左右対称性に認められます。
下眼瞼や鼻背には生じません。
妊娠やピルの内服により肝斑が出現したり、着色が増強することから、女性ホルモン、ことにエストロゲンの影響が考えられます。
鑑別すべき疾患としては、後天性真皮メラノサイトーシスがあります。
思春期から中年の女性で、額の両端や頬骨部などに灰褐色で直径1~3mmの点状色素斑を多発します。
太田母斑が片側性に生じるのに対し、後天性真皮メラノーシスでは両側性に生じる点が異なっています。
時には、日光黒子も肝斑と区別する必要があります。
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