更新日:2016年9月2日.全記事数:3,095件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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糖尿病患者はうつ病になりやすい?


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糖尿病になるとうつ病になる?

糖尿病患者はうつ病になりやすい。
逆に、うつ病患者は糖尿病になりやすいという説もある。

糖尿病の治療では、食事療法をはじめとする様々な生活上の制約があったり、血糖値の測定やインスリン注射などが頻繁に行われ、患者さんには大きなストレスがかかった状態が続きます。

また、視力障害、腎障害、神経障害などの身体機能を喪失するかもしれないという不安が常に患者さんにはつきまとっています。

糖尿病患者さんは、病気そのものの苦しみに加え、このような病気に関連したストレスや不安で、心にも大きな負担がかかっています。

うつ病患者が糖尿病になりやすいのは、家にこもりがちになり、運動不足という流れからきています。

糖尿病とステロイド

糖尿病とうつ病の関係で思い浮かぶのが、ステロイドの副作用である。

ステロイドホルモンはインスリン拮抗ホルモンでもあり、肝臓での糖新生(蛋白質を糖に変換すること)を促したり、インスリンに対する感受性を低下させて末梢組織での糖利用を妨げる働きをもっています。つまりステロイド薬は血糖値を上昇させる作用をもつので、糖尿病の原因となります。

うつ病とステロイド

ストレスがかかると、血液中のノルアドレナリン、アドレナリン、 コルチゾール(ステロイド)などのストレスホルモンのレベルが高まる。
ストレスがかかると、視床下部からCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)というホルモンが放出される。
これを受け取った脳下垂体が興奮し、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を放出する。
ACTHが血液の流れに乗って遠く離れた副腎に届く。
そして副腎皮質からはコルチゾールが放出され、副腎髄質からはアドレナリンやノルアドレナリンが放出される。

逆にステロイドの血中濃度が高まると、ネガティブフィードバックがかかり、CRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌を抑える。
そのため、ステロイドの服用などによってステロイドの血中濃度が高まると、CRHの分泌が抑えられ、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌も抑えられてしまう。うつ病の原因の仮説として、ノルアドレナリン仮説というものがあります。
これがステロイドがうつ病を引き起こすメカニズムです。

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