更新日:2016年8月27日.全記事数:3,095件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

ビ・シフロールでギャンブル依存症になる?


スポンサードリンク

病的賭博

パーキンソン病の薬の副作用として「病的賭博」という副作用の記載が添付文書にみられる。

ビ・シフロール、カバサール、ニュープロパッチ、パーロデル、ミラペックス、レキップなどのドパミンアゴニストや、メネシット、マドパー、ネオドパストン、ドパコール、イーシー・ドパールなどのレボドパ製剤に記載がある。

病的賭博とは、個人的生活の崩壊などの社会的不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態です。
一般的な病的賭博の発症率0.42%に比べて、パーキンソン病治療薬における発症率は4.4%と高くなっていることが報告されています。

報告された症例の多くはプラミペキソール(ビ・シフロール)によるもので、若年発症例で多く見られ、投与開始3ヶ月以内または増量中に発症することが多く、服用をやめれば症状は治まるという経過をたどります。

原因についての詳細は不明ですが、大脳辺縁系に多く存在するドパミンD3受容体に対する親和性が非常に高く選択性も高いプラミペキソールにおいて副作用の発症頻度が高いことからドパミンD3受容体の関与があるのではないかと考えられています。

ドパミンアゴニストとギャンブル中毒

ギャンブル中毒は、アルコール中毒やニコチン中毒よりも、本人や家族にとって深刻な問題かも知れない。
日本では主婦が乳幼児を車に置き去りにしたままパチンコにのめりこんで、熱中症で死亡したりと、考えられないような事件がありますが、パチンコ中毒も病気です。

そのようなギャンブル中毒が薬によって引き起こされるケースもあります。
原因はドパミンアゴニストというパーキンソン病の薬です。

「パチンコはお好きですか?」と患者さんに聞いてみよう。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

リンク

お気に入りリンク集
お気に入り書籍
添付文書を調べる(PMDA)
今日の勉強

人気の記事

最新の記事

ランダム記事

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサードリンク