更新日:2016年8月4日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

更年期で冷える?ほてる?


スポンサードリンク

血行不良で熱感?

血行不良で冷える。
これはなんとなくわかる。血液の流れが悪くなれば、手足などの末端に血液が届かず、死んだような状態。冷たくなるというわけで。

血行不良でほてる。
これはなかなかイメージしづらいようで。
ほてり、を訴えている方に血流を改善するような薬をすすめても、納得されないことがある。

血流が滞り、末端に血液がたまった状態が筋肉の炎症を引き起こす。
それによってほてる。痛む。

冷えとほてり

冷え性は、手や足の先などの四肢末端が温まらず冷えているような感覚が常に自覚される状態で、末梢血管の血行障害が原因です。

冷えすぎて痛い、という人さえいます。

西洋医学的には軽視されていて、病気として扱われません。

なので、漢方で治療することが多いです。

漢方で冷え性のように血の流れが滞っているような状態を「お血」といいます。

西洋医学では太い血管、動脈の流れを重視しますが、漢方では細い血管、静脈の流れを重視しています。

冷え性のタイプは様々で、手足が冷える人、手足は冷えるけど顔はほてる人、腰から下が冷える人、お腹が冷える人などがあります。

それぞれに応じた漢方薬があるので、使い分けます。

足が冷えて眠れない?

布団に入っても足が冷えて寝付けない人は案外多いようです。

特に女性にとっては、3人に1人が「冷え症」であると答えています。

また、デスクワークの多い人にとっては、足を使うことが少ないため、血行のバランスを崩し、足の冷えを招く一因となっています。

西洋医学では、単なる冷えはほとんど無視されており、眠れなければ、ただ催眠剤や安定剤が処方されることになります。

一方、漢方医学では、冷えそのものを全身の症状として捉え、冷えがすべての病気や症状の原因と考えます。

すなわち、病気になる前の1つのシグナルと捉え重要視します。

また、冷えは漢方医学の得意分野でもあります。

一般的には、証に無関係に当帰四逆加呉茱萸生姜湯がよく用いられることがあります。

また、以下のような生活環境・習慣の人は冷え症の原因になっている場合が多いので注意して下さい。

①タバコを吸う人(血管収縮のため血液の循環が悪くなる)。
②水分を多く摂る人(水滞の原因となる)。
③女性に多く、きつい下着をつけている人(血行が悪くなり、お血を生じる)。
④ストレスが多い人(気虚→肝気鬱結となる)。
⑤クーラーが苦手あるいは逆にクーラーが強くないとイヤという人。
⑥果物や生野菜がたいへん好きな人(寒の食性が多い)。

その他、特に女性でハイヒールをよく履く人、ミニスカートをよくはく人、ダイエットをしている人なども冷えの原因をつくっていると思われます。

冷え性にビタミンCが効く?

冷えの改善には末梢の毛細血管の血行を促進するビタミンEが用いられますが、ビタミンCはビタミンEの働きを助け、相乗的な作用を示します。

人の体のなかは50%以上が水分です。
体のなかの水層(水の部分)で還元作用を発揮するのは水溶性ビタミンのビタミンCです。

一方、細胞表面の細胞膜ではビタミンCは直接働かず、それは脂溶性ビタミンのビタミンEの役目です。

ただその役目を果たすと、酸化型のビタミンEになり、使い捨て状態になります。

ところが、その細胞の周りの水層にビタミンCが多くあると、酸化型のビタミンEをまた還元型の働ける型に戻してくれるのです。

なので、冷えやしもやけ、末梢のしびれなどの予防や改善には、ビタミンEとともにビタミンCの十分な摂取を心がける。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

ランダム記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサードリンク