更新日:2016年12月21日.全記事数:3,190件.

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ロキソニンは危険な薬?


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ロキソニンの重大な副作用

2016年3月22日、解熱鎮痛薬「ロキソプロフェンナトリウム水和物」の使用上の注意について、厚生労働省が「重大な副作用」の項目に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」を追記するよう、改訂指示を出したと発表した。

こういうニュースを見た患者さんから「飲まないほうがいいの?」と聞かれることも多い。
個人的には「何をいまさら」と思うのですが、副作用に対する啓蒙が足りなかったと反省もする。

改訂されたロキソニンの添付文書には、以下のように追記された。

小腸・大腸の狭窄・閉塞 (頻度不明)
小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

NSAIDsの副作用といえば、NSAIDs潰瘍ですが、胃だけではなく、小腸や大腸にまで潰瘍を起こすことがある。
暗黒大陸である小腸に対する副作用は、なかなか発見しづらいので、副作用が知らぬ間に進行している可能性はある。
しかし、NSAIDs潰瘍自体は以前から知られている副作用なので、今回の副作用はとくに真新しいものではなく、予測できるものである。

ロキソニンを販売するときに「胃や腸に穴が開くかも知れません」と言うのは過剰に不安を抱かせるので適当ではありませんが、適切にその副作用の危険性を伝えるというのは難しいものです。
胃の調子やお腹の調子に不調を感じたら、服用は止めるべきでしょう。

ロキソニン服用中お酒を飲んじゃダメ?

ロキソニンの添付文書に、アルコールとの相互作用は書かれていない。

しかし、OTCのロキソニンS錠には、「服用時は飲酒しないで下さい」と書かれている。

薬の服用中、お酒を飲まない方がいいのは言うまでもないことなのだろう。
他の医療用医薬品でも相互作用にアルコールと記載されていないものはたくさんありますが、常識的に飲酒はすべきではない。

ロキソニン服用中にお酒を飲むと、副作用が増える。
胃腸障害と肝臓への負担が増すことが懸念される。
アルコールが血行を促進して、薬の作用も増強されるかも知れない。

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