更新日:2016年3月20日.全記事数:3,096件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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酒さにアイファガン?


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アイファガンを皮膚に塗る?

真っ赤なお鼻のトナカイさんはいつもみんなの笑い者。
ということで、赤鼻(酒さ)を治したいと思っている患者さんは意外と多い。
しかし、酒さの治療は難しい。

ダラシン、アクアチム、プロトピック、ニゾラール、プロトピック、ミノマイシン。
ニキビやアトピーに準じた治療が行われますが、これらで酒さが治るのか、あるいはこれらで治れば酒さが除外されるということなのか。
ステロイドを長期使用するとステロイド酒さと言って、逆に酒さの原因になってしまうのでNG。

欧米では酒さにミルバソという塗り薬が販売されているようです。

酒さの血管拡張に対して、欧米では2013年から血管収縮作用のあるアドレナリンα2作動薬の外用薬、Mirvaso0.33%gelが処方されるようになった。効果は外用後30分から見られるようになり、3時間持続、10時間後には元に戻るという対症療法であるが、とりあえず赤みをおさえたいという場合には選択枝の一つとして考えてよい。皮膚科のトリビア – 浅井皮膚科クリニック(神奈川県横浜市保土ケ谷区)

このミルバソの成分はブリモニジン。
つまり、緑内障治療薬であるアイファガンと同一成分。

アイファガンを鼻に塗れば血管収縮作用によって赤みが取れるということのようです。

酒さに限らず、顔に血管が浮き出ていたり、赤ら顔にも効きそう。
しかし、鼻炎に対する血管収縮薬のようにリバウンドが問題となるらしく、根本的な原因を取り除く治療法でもないので、連用は避けた方がよい。

酒さにプロトピック

治療はマクロライド系やテトラサイクリン系抗生物質の内服、メトロニダゾール外用(保険適応外)などが一定の効果を示すが、特効薬はない。当科では漢方薬 を処方することが多いが、意外とよく効く印象である。ステロイド外用は一時的に炎症を改善することはあるが、外用が1~2週間をこえれば酒さを悪化させる方向に働くのは確実であるので、「酒さに対するステロイド外用は禁忌である」と私は考えている。

最近ではプロトピック軟膏を酒さに用いる医者もいるが、私は反対だ。なぜならプロトピック軟膏の副作用のひとつに酒さ様皮膚炎があるからで、私自身もプロトピック外用で悪化した酒さの患者を、過去に数例経験している。「酒さ」という病気|皮膚科医が放射能やアトピーについて考える

タクロリムスは免疫抑制作用を有しているため、強い皮膚感染症を伴う患者は原則禁忌であるが、やむを得ず使用する場合には抗菌薬などとの併用を考慮することになっている。

以前から、酒さの治療にはテトラサイクリン系抗菌薬が使われてきた。

毛穴周囲の細菌増殖を抑えるだけでなく、真皮の炎症を抑える作用があるからだ。

ここに、T細胞や肥満細胞など炎症性細胞の働きを強く抑制するタクロリムスを組み合わせることで、さらに炎症が抑えられると考えられる。

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