更新日:2017年1月21日.全記事数:3,191件.

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塗り薬はジェネリックに変えない方が良い?


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外用薬はジェネリックに変えない方が良い?

ジェネリックは主成分は同じですが、添加物などその他の成分に違いがあります。

内服薬であれば、その主成分に主だった効果を期待しますが、外用薬、とくに塗り薬の場合は、基剤など、主成分以外の影響が大きい。

そのため、ジェネリックには変更しない方が良いという考えの人が多い。
皮膚科医はとくにジェネリックへの変更調剤を不可としている医師が多い。

外用薬のジェネリックはどのように同等性を確認しているのか?

飲み薬であれば、血中濃度で同等性の確認はできる。
塗り薬はどのようにして同等性を確認しているのだろうか。

Q:外用剤の同等性確認は、どのような方法で行われているのか?
A:薬物が血中に移行し、血中または尿中の未変化体または活性代謝物の定量的測定が実施できる場合には、経口製剤と同様に生物学的同等性を確認します。
外用剤の同等性確認は、どのような方法で行われているのか?|ジェネリック医薬品FAQ|日本ケミファ

外用薬についても同じように、血中濃度で確認している。

ジェネリック外用薬の混合

ジェネリックの外用薬を混合した場合、先発品とは異なる変化を起こす場合がある。

有名なのが、マイアロン軟膏とオキサロール軟膏の混合である。
オキサロール軟膏の含量が低下していきます。
デルモベート軟膏とオキサロール軟膏の混合は問題ありません。

その他、「軟膏・クリーム配合変化ハンドブック」により、ジェネリックと先発で混合の可否に違いのあるものをみると、
×レスタミンコーワクリーム+ケルガークリーム
○レスタミンコーワクリーム+ラミシールクリーム

×ロコイド軟膏+ラミシールクリーム
○ロコイド軟膏+ケルガークリーム

×ヒルドイドソフト軟膏+アンフラベート軟膏
○ヒルドイドソフト軟膏+アンテベート軟膏

×ヒルドイドソフト軟膏+スチブロンクリーム
○ヒルドイドソフト軟膏+マイザークリーム

×デルモベートクリーム+ラミシールクリーム
○デルモベートクリーム+ラミテクトクリーム

×白色ワセリン+ビーソフテンクリーム
○白色ワセリン+ヒルドイドソフトクリーム

×プロペト+ビーソフテンクリーム
○プロペト+ヒルドイドソフトクリーム

×白色ワセリン+ラミシールクリーム
○白色ワセリン+テルビナフィン塩酸塩クリーム1%「F」

×パスタロンソフト軟膏+ラミテクトクリーム
○パスタロンソフト軟膏+ラミシールクリーム

×パスタロンソフト軟膏+デルモベートクリーム
○パスタロンソフト軟膏+マイアロンクリーム

ジェネリックだからダメとは限らない。
先発品で配合不可のものが、ジェネリックでは混合可能というケースも存在する。
そういった商品を疑義照会で紹介することによって皮膚科医のジェネリックアレルギーも少しは緩和されるのではないかと期待する。

また、目にウロコなケースとして、
×トプシム軟膏+パスタロンソフト軟膏10%
○トプシム軟膏+パスタロンソフト軟膏20%
濃度や混合比率によっても混合の可否が分かれてくる。
これらの情報を医師に提供することは薬剤師の信頼にもつながる。かもしれないし、鼻につくかも知れないので、伝え方は慎重に。

その他、関係ないけど、レセプト対策で混合不可のものをメモ
×ヒルドイドソフト軟膏+デルモベート軟膏
×ヒルドイドソフト軟膏+メサデルム軟膏、クリーム
×ヒルドイドソフト軟膏+ザーネ軟膏
×ヒルドイドソフト軟膏+トプシム軟膏
×ヒルドイドソフト軟膏+白色ワセリン
×ヒルドイドソフト軟膏+フルコート軟膏、フルコートクリーム
×ヒルドイドソフト軟膏+プロペト
×ヒルドイドソフト軟膏+フルメタ軟膏
×ヒルドイドソフト軟膏+リンデロンDP軟膏
×パスタロンソフト軟膏+デルモベート軟膏
×白色ワセリン+アンテベート軟膏
×アンテベート軟膏+ドボネックス軟膏
×マイザー軟膏+エキザルベ
×亜鉛華単軟膏+ロコイド軟膏
×亜鉛華単軟膏+ゲンタシン軟膏
×亜鉛華単軟膏+ジフラール軟膏
×亜鉛華単軟膏+マイザー軟膏

これらの混合で計量混合加算を算定すると査定される可能性がある。

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