更新日:2017年1月5日.全記事数:3,096件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

Ca拮抗薬とマクロライド系抗菌薬は併用注意?


スポンサードリンク

クラリスとアムロジンの併用

Ca拮抗薬と抗菌薬CAM(クラリスロマイシン)の併用で、腎障害のリスクが上昇するらしい。

Ca拮抗薬は、薬物代謝酵素であるチトクロームP(CYP)3A4で代謝される。
一方で、マクロライド系抗菌薬はCYP3A4を阻害するため、併用によりCa拮抗薬の血中濃度が上昇し、有害事象が生じやすくなる。

マクロライド系でもジスロマック(アジスロマイシン)はチトクロームP450で代謝されないので、Ca拮抗薬との併用に問題は無いようだ。
Ca拮抗薬とクラリスロマイシンの併用による急性腎障害リスクの上昇は、アジスロマイシン併用に比べ2倍だという。

アムロジンの相互作用の併用注意には、

CYP3A4阻害剤(エリスロマイシン、ジルチアゼム、リトナビル、イトラコナゾール等)
臨床症状・措置方法 エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用により、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。
機序・危険因子 本剤の代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。

と、エリスロマイシンが記載されている。

クラリスの相互作用は多いが、併用注意に、

カルシウム拮抗剤(CYP3A4で代謝される薬剤)〔ニフェジピン ベラパミル塩酸塩 等〕

と記載されている。

他には、エリスロマイシン(エリスロシン)とフェロジピン(ムノバール/スプレンジール)の添付文書にも記載はされているが、アダラートなど他のCa拮抗薬には記載は見当たらない。

腎機能のことを考えると、同じマクロライド系であればCa拮抗薬を使っている患者には、クラリスよりもジスロマックのほうが良いのだろう。
しかし、問題になるのは長期服用だと思うので、マクロライドの長期服用はジスロマックでは行いにくいので、クラリスやエリスロシンを使わざるを得ないだろう。
Ca拮抗薬のほうを変えてARBやACEIにしてみるか。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

リンク

お気に入りリンク集
お気に入り書籍
添付文書を調べる(PMDA)

人気の記事

最新の記事

ランダム記事

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサードリンク