更新日:2017年1月29日.全記事数:3,096件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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キサラタンを何回も注すと効果が落ちる?


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投与回数を増やせば眼圧はもっと下がる?

1日1回よりも1日2回使った方が、効果は増す。
というのが一般的な考えだと思います。

緑内障の目薬においても、1日1回よりも2回使った方が、眼圧下がるんじゃないか?と思います。

しかし、キサラタンの添付文書には、
「頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。」
と書かれてる。

使用回数を増やしたら逆に効果が落ちるという摩訶不思議。

キサラタン以外の緑内障点眼液で、以下の薬にも同様の記載がみられる。

トラバタンズ:頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。
デュオトラバ:頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。
タプロス:頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。
ザラカム:頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。

つまり、プロスタグランジン製剤はそういうことなのだろう。
しかし、レスキュラには「1日2回を超えて投与しないこと」との注意書きはありません。

これらの薬を、「効果増強のため」という理由で「1日2回」という用法で処方されていた場合には疑義照会が必要となる。かな。

ちなみに、炭酸脱水酵素阻害剤のエイゾプトの用法は、
「通常、1回1滴、1日2回点眼する。なお、十分な効果が得られない場合には1回1滴、1日3回点眼することができる。 」

となっているので、使用回数を増やせば効果が増強する。

チモプトールやミケランなど、複数規格ある点眼薬も、回数や濃度を増やせば、それだけ作用も強くなるとみて良さそう。

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