更新日:2015年11月4日.全記事数:3,190件.

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ホモシステイン値が高いと動脈硬化になりやすい?


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ホモシステインと動脈硬化

ビタミンB2、B6、B12、葉酸などはホモシステインの代謝に関していることが明らかになっている。
ホモシステインとは、タンパク質の代謝過程でできるアミノ酸の一種であり、血液中に堆積して動脈硬化を引き起こすため、心筋梗塞などの心臓疾患や脳卒中を招く危険因子とされている。

体に重要な蛋白質は肝臓で種々のアミノ酸を材料として合成されますが、蛋白質構成アミノ酸であるメチオニンの代謝中に硫黄をもったアミノ酸であるホモシステインが生成されます。
その代謝の過程でビタミンB6が不足するとホモシステインからシステインへの代謝が低下し、ホモシステインが余り、血中ホモシステイン値が上昇します。
また葉酸、ビタミンB12が不足してもホモシステインからメチオニンへの代謝が低下して血中ホモシステイン値が上昇します。
ビタミンB2はメチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR)の補酵素として作用し、メチルテトラヒドロ葉酸の生成を通じて、ホモスステインの代謝に関与しています。
MTHFRはホモシステイン代謝の重要な酵素であり、最近ではMTHFRの遺伝子多型により、酵素活性が先天的に低い例では、血中ホモシステインの濃度が上昇し、心血管疾患の危険が高くなることが明らかにされています。
ビタミンB2は、メチルテトラヒドロ葉酸の生成を通じて、葉酸の活性化とビタミンB12の作用に関与し、さらに、ビタミンB6の活性化にも必要であるため、単独での欠乏症はまれで、他のビタミンB群の欠乏を合併している場合が多くなります。

動脈硬化の予防に、ビタミンB群の摂取が有効であると考えられます。
また、メチオニンやシステインなどアミノ酸のサプリメントは、ホモシステインの代謝を阻害し、動脈硬化を進行させる可能性があると考えられます。

ビタミンCとコレステロール

ビタミンCはコレステロールの代謝に関わっています。
血中のLDL(悪玉コレステロール)や中性脂肪を減らす、HDL(善玉コレステロール)を増やすことが報告されています。
ビタミンCを豊富に含む野菜・果物を多く摂取すると、虚血性心疾患のリスクが低減されるという報告もあります。

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