更新日:2015年10月26日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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生薬成分で自然なお通じ?


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センナは安全な薬?

生薬成分のセンナを配合した下剤で、「自然なお通じ」「植物性」をアピールするものが多い。

まるで、センナのほうがビサコジルやピコスルファートナトリウムよりも穏やかに効くとでもいうような。

センナだって大腸刺激性下剤で習慣性もあり、緩下剤というわけではない。

コーラックハーブのセンノシド含有量は、プルゼニドと同じ。

ハーブって効くと体に優しいイメージですが、連用には気をつけましょう。

大黄で便秘?

大黄は瀉下作用とともに止瀉の効果ももっています。

タンニン・没食子酸が含まれ収斂作用があるため、単独で使用すると次第に瀉下効果がなくなり、かえって便秘を引き起こし腹痛が強くなることがあります。

そのため、甘草を配合して鎮痙作用により、大黄による大腸痙攣性腹痛を緩解し、激しい瀉下作用を弱めています。

さらに甘草は生津の効能をもち、抗利尿に働いて体内に水分を保持する作用があるため、大黄の利尿効果により、腸内水分が少なくなって瀉下効果が落ちるのを防止しています。

一般的には、頓服的に用いる方剤であり、いわゆる本質的な改善薬ではありません。

漢方医学は単に瀉下剤を加えるという治療は行わず、病態に応じて種々の方剤を用います。

「正気の虚」が本質的に回復していない状態では、便秘が再び発症する可能性が出てきます。

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