更新日:2017年1月5日.全記事数:3,190件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

徐放剤じゃないテオフィリン?


スポンサーリンク

未熟児にテオフィリン

テオフィリンと聞くと、テオドールとかユニフィルとか、内服の徐放性製剤を思い浮かべますが、中には徐放剤ではないものもある。

「アプネカット経口液」という薬だ。
院外処方されることはない。

気管支喘息には使われない。

アプネカット経口液の適応症は、「早産・低出生体重児における原発性無呼吸(未熟児無呼吸発作)」
未熟児の無呼吸発作に使われる。

未熟児無呼吸発作とは、一般的に20秒以上の呼吸停止、または短時間の呼吸停止で徐脈、チアノーゼ、蒼白を伴うものを指す。
37週未満の早産児に多く発症し、患児数は1万6000~2万6000人と推定されている。
早期に適切な治療が行われない場合、脳を始めとする諸臓器の障害が起こり、長期的な発達予後に重大な影響を及ぼす危険性がある。

徐放製剤ではないので、血中濃度の維持が難しい。
テオドールをハイリスク薬とはあまり思わないが、アプネカットは本物のハイリスク薬なのだろう。
テオドールを飲んでいる患者で血中濃度モニタリングをしていると聞いたことは無いが、アプネカットはモニタリングが必要。

未熟児無呼吸発作にはテオフィリンのほか、カフェイン製剤のレスピアというのも使われる。
カフェインのほうが、テオフィリンに比べて副作用リスクが低く、TDMが不要であるため、世界的にはカフェインが早産児(未熟児)無呼吸発作の標準的な治療薬として推奨されている。

スポンサーリンク

関連する記事

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」「時間は有限、努力は無限」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

スポンサーリンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ