更新日:2015年10月22日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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靭帯が骨になる?


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黄色靭帯骨化症

「黄色靭帯骨化症」という病気の患者さんがいた。
黄色靭帯骨化症とは、脊椎の後方にある椎弓をつなぐ黄色靭帯にカルシウムが沈着することで骨化することにより発症する疾患をいう。

原因は不明ですが、外力、加齢、遺伝、代謝などが原因としてあげられています。

黄色靱帯が通常の何倍もの厚さになり、なおかつ骨の様に硬くなり(靱帯の骨化)、徐々に脊髄を圧迫してくる。
脊髄の圧迫により、下肢のしびれ、脱力などの症状が発生し、ひどい場合には両下肢麻痺などの症状をきたすこともある。
また、間欠性跛行が生じることもある。

治療としては鎮痛剤を用い、ひどい場合には手術となる。
ビスホスホネートなどで骨からカルシウムが溶け出すのを防ぎ、血中カルシウムを低下させ、靭帯骨化の増大を抑制するという処方もみられる。

靭帯と腱の違いは?

靭帯と聞いてもよくイメージがわかない。
腱よりも丈夫なイメージはありますが。

靱帯は、関節の骨どおしを繋いでいて、関節がずれるのを防ぐ組織。
腱は骨から筋肉に繋がっていて、関節を動かす役割を果たしています。

スポーツ選手でよく靭帯断裂、靭帯損傷というケガをしたニュースを聞きます。フィギュアスケートの高橋大輔選手とか。
断裂した靭帯を縫い合わせて、リハビリして治す。

腱の代表と言ったらアキレス腱。
アキレス腱断裂から復帰したスポーツ選手もいる。

腱も靭帯と同様、骨化することがあり、アキレス腱骨化症というのもある。
動脈硬化も血管壁の骨化、石灰化によるものなので、カルシウムの沈着というのは体中のいたるところで起こり得るものなのだろう。

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