2018年11月12日更新.3,351記事.5,756,951文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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毎食間はいつ飲めば良い?

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毎食間という用法

漢方薬などで、たまに「毎食間」という用法で処方されることがある。

食間とは、文字通り「食事と食事の間」。食事の最中ではありません。
食事との間隔は2時間程度空ける必要があります。
大体食後2時間という指示になることが多い。

例えば、朝食が7時、昼食が12時、夕食が19時に食べる患者さんのケースを考えると、
9時、14時、21時に服用するという形になる。

21時。夜9時。
ほぼ寝る前になる、人もいる。
夕食が夜8時くらいになる人の場合、夜10時に服用することになる。

朝食2時間前に飲ませるという方法も無くは無い。
朝食が7時だったら、早朝5時に飲む。昼は10時、夕方は5時に飲む。

とにかく食間という飲み方は、真面目に飲もうとすると難しい。
どういう飲み方をしているか、都度確認する必要あり。

食後、食前、食間

「食前」「食間」の意味を正しく理解している患者さんは意外と少ないです。
7割の患者が理解していないというデータもあります。

食前とは、食事のおよそ30分前のことです。
といっても、食前に飲ませる薬で多いのは漢方薬。漢方薬なんて食前だろうが食後だろうがどうでもいい、なんて思ってる私みたいな薬剤師は「食前30分前に飲んでください」なんて強調しません。

食間とは、食事のおよそ2時間後のことです。
食間の処方など見たことありません。

なので、食事の最中に薬を飲むことだと思う患者さんもいる。

食間、空腹時に飲む薬一覧

食事の影響を受けるため、食間あるいは空腹時に飲むという薬があります。
用法に「空腹時」と書かれている薬もありますが、医師の処方せんに「空腹時」と書かれてくることは少ないだろう。
「空腹時」と指示されても曖昧です。食事じゃないんだから。
「食間」のほうがまだわかりやすい。

漢方薬(食前or食間)
睡眠薬(就寝前、空腹時)
ガスコン(食後or食間)
セキコデ配合シロップ(食後or食間)
ダイドロネル(食間)
ピーガード錠(食間)
ブイフェンド(食間)
メタルカプターゼ(食間)
ヴァイデックス(食間)
アルロイドG(空腹時)
イトリゾール内用液(空腹時)
エクジェイド懸濁用錠(空腹時)
ザイティガ錠(空腹時)
ジオトリフ錠(空腹時)
ジカディアカプセル(空腹時)
ジスロマックSR成人用ドライシロップ(空腹時)
ストロメクトール錠(空腹時)
タフィンラーカプセル(空腹時)
テツクール(空腹時or食直後)
テモダールカプセル(空腹時)
ディレグラ配合錠(空腹時)
ニンラーロカプセル(空腹時)
バラクルード錠(空腹時)
ビラノア錠(空腹時)
フェロ・グラデュメット錠(空腹時or食直後)
メキニスト錠(空腹時)
メタライト250カプセル(食前空腹時)
リファジンカプセル(朝食前空腹時)
レボレード錠(空腹時)

これらの薬の中で具体的な時間が添付文書に記載されているものは、
ザイティガ:本剤は食事の影響によりCmax及びAUCが上昇するため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。
ダイドロネル:本剤の吸収をよくするため、服薬前後2時間は食物の摂取を避けること。
ジオトリフ:食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため食事の1時間前から食後3時間までの間の服用は避けること。
ジカディア:食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが上昇するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食前1時間及び食後2時間以内の服用は避けること。
ジスロマックSR:本剤は、食後2時間以上の空腹時に服用する。服用後は、次の食事を2時間以上控えること。
タフィンラー:食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。
ニンラーロ:食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。
バラクルード:本剤は,空腹時(食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前)に経口投与する。
メキニスト:食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。
メタライト:本剤は、食前1時間あるいは食後2時間以上の空腹時に服用し、他剤の服用あるいは食物の摂取から1時間以上の間隔をあけること。
レボレード:本剤は食事とともに服用すると血中濃度が低下することがあるので、食事の前後2時間を避けて空腹時に服用すること。

「空腹時」といえば、食前食後2時間あけておけば安全、と思いきや、ジオトリフは食後3時間あけるよう指示されている。
薬によって細かく時間指示されているので、添付文書を確認してから投薬に向かうように。

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