更新日:2016年8月29日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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サーカネッテンは効くのか?


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痔の飲み薬

痔を飲み薬で治せるのかどうか。

痔に使う薬といえば、ネリプロクトとかポステリザンとか、注入軟膏、坐薬系の直接患部に届くような外用薬がメインです。

しかし、補助的に飲み薬も使われる。
よく処方されるのが漢方薬の乙字湯。
特に妊婦さんにも痔は多いので、安心して使える漢方薬は使いやすい。

ヘモクロン、ヘモナーゼ、ヘモリンガルといったヘモ(痔)と名の付く薬が多いですが、よく見かける処方としては「サーカネッテン」が多いです。

外用薬においても、その成分はチャンポンされた配合剤ですが、内服薬も色んな成分の配合剤が使われる。
サーカネッテンの成分は、
パラフレボン——200mg
センナ末—–15mg
イオウ—–15mg
酒石酸水素カリウム—15mg
となっている。

パラフレボンというのが謎の成分。
センナは入っていますが、特に妊婦に禁忌とはなっていない。
センナ末15mgがセンノシドに換算してどの程度かはわかりませんが、プルゼニドほど強い瀉下効果は無いと思われる。

センナ末、イオウ、酒石酸水素カリウムは下剤としての効果が期待されており、パラフレボンはうっ血状態を改善して腫れをひかせる働きが期待されているようだ。
インタビューフォームの作用機序をみると、

主成分のパラフレボンは静脈瘤(痔核)に選択的に作用し、うっ血している静脈瘤血の凝固性を亢進させて血栓を形成し、次でその血栓が硬化し、器質化して結節を閉塞萎縮、自然的に痔核を治癒させる。同時にパラフレボンの消炎作用及び毛細血管透過性抑制作用により、痔核に随伴する炎症・浸潤・出血を抑制して自他覚症状を急速に改善する。他方、配合された3 種の緩下剤も便通を調整して治癒を助長する。

と書かれている。

サーカネッテンのインタビューフォームに臨床試験の結果が載っていますが、

臨床効果
104医療機関における二重盲検比較試験を含む臨床試験では、痔核に対して80%(1,444/1,806)の有効率を示した。また、パラフレボン及びプラセボ並びに本剤に配合されている三種の緩下剤を対照薬とした二重盲検比較試験により、痔核に対する本剤の配合意義と有用性が認められている。

痔なんてほとんど自然治癒するでしょうけど。

結局、痔の原因としては便秘があり、乙字湯にしても大黄の瀉下効果が大きいと思われ。
下剤とか整腸剤使ったほうがわかりやすくて良い。

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