更新日:2017年1月22日.全記事数:3,190件.

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ハーボニーとアンカロンは併用禁忌?


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ハーボニーとアミオダロン

ハーボニーの禁忌には、
「次の薬剤を投与中の患者:カルバマゼピン、フェニトイン、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品」
と書かれている。
テグレトール、リファジン、アレビアチンとは併用禁忌です。

また、ハーボニーの併用注意には、PPIやH2ブロッカーなどいくつかの薬剤が記載されている。
その中のアミオダロンをみると、

薬剤名等
アミオダロン

臨床症状・措置方法
徐脈等の不整脈があらわれるおそれがあることから、やむを得ず本剤とアミオダロンを併用する場合は、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行うこと。

機序・危険因子
機序は不明である。

機序は不明ですが、不整脈を起こす可能性があるようだ。

ちょっと変わっているのが、「重要な基本的注意」の部分に、アミオダロンとの相互作用だけ特に注意を呼び掛けている。

本剤とアミオダロンの併用投与により、徐脈等の不整脈があらわれるおそれがあり、海外の市販後において死亡例も報告されていることから、本剤とアミオダロンの併用は可能な限り避けること。ただし、やむを得ず併用する場合には、患者又はその家族に対して併用投与により徐脈等の重篤な不整脈が発現するリスクがあること等を十分説明するとともに、不整脈の徴候又は症状(失神寸前の状態又は失神、浮動性めまい、ふらつき、倦怠感、脱力、極度の疲労感、息切れ、胸痛、錯乱、記憶障害等)が認められた場合には、速やかに担当医師に連絡するよう指導すること。また、併用投与開始から少なくとも3日間は入院下で適切に心電図モニタリングを実施し、退院後少なくとも2週間は患者又はその家族等が心拍数を連日確認し、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行うこと。
なお、アミオダロンを長期間投与した際の血漿からの消失半減期は19~53日と極めて長いため、本剤の投与開始前にアミオダロンの投与を中止した患者に対しても、上記の対応を実施すること。
注:β遮断剤を投与中の患者、又は心疾患、重度の肝疾患を有する患者では、アミオダロンの併用により徐脈等の不整脈の発現リスクが増加するおそれがある。

死亡例まであるのであれば、併用禁忌にしても良さそうですが。
徐脈性不整脈の兆候がみられた場合に、どちらか中止するとしたら、アミオダロンの消失半減期は長いので、ハーボニーを止めるという選択になるでしょう。
ハーボニーは高い薬なので、もったいないですが。

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