更新日:2016年12月31日.全記事数:3,096件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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とびひだと思ったら薬疹?


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とびひだと思ったらライエル症候群

とびひは、小児科、皮膚科でよく見かける皮膚病です。

ペニシリン系やセフェム系の抗生物質が処方される。
最近はMRSAなどもあり、難治性のものも多いので、ミノマイシンやホスミシンなど色々試行錯誤されている。

とびひが重症化するとブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)という状態になることも。
最高クラスのSSSを超えるSSSS。というわけではありませんが。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)は、やけどをしたときのように皮膚がはがれる病気です。のどや鼻の粘膜などに黄色ブドウ球菌が感染して増え、その菌が出す毒素(皮膚がはがれる毒素)が血流にのって全身の皮膚に到達し、皮膚が赤くなったり、水ぶくれややけどのように皮膚がずるずるはがれてきます。この病気にかかるのは、ほとんどが乳幼児です。こどもの皮膚感染症のおはなし 病気の知識 患者・ご家族の皆さま シオノギ製薬(塩野義製薬)

このSSSSの症状が重症薬疹であるライエル症候群にも似ている。

とびひの最中に口、目のまわり、わきの下、股のつけ根などが赤くなり、痛がり、発熱することがあります。これはライエル症候群といい、とても危険な状態です。すぐに皮膚科を受診しましょう。また腎炎を併発することもあるので、顔にむくみが出たら小児科を受診しましょう。とびひ – gooベビー

ライエル症候群(Lyell症候群)は中毒性表皮壊死症(TEN)とも呼ばれる。

ほぼ全ての医薬品にこの副作用が記載されている。

とびひに使われるセフェム系抗生物質のセフゾンを例に挙げると、

皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群、0.1%未満)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群、0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、頭痛、関節痛、皮膚や粘膜の紅斑・水疱、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

と重大な副作用に書かれている。

急性の皮膚病の場合、薬の副作用なのか、病態の悪化なのかわかりにくい場合が多いですが、症状が改善しない・悪化しているような場合は早期の再受診を勧める。

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