更新日:2015年10月22日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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小児にカロナール600mgはダメ?


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カロナールの最大用量

カロナールの500㎎錠が無かったころには、カロナール錠300㎎2錠という処方もよく見かけた。

カロナール錠の効能効果と用法用量は以下のように書かれている。

効能又は効果
1. 下記の疾患並びに症状の鎮痛
頭痛,耳痛,症候性神経痛,腰痛症,筋肉痛,打撲痛,捻挫痛,月経痛,分娩後痛,がんによる疼痛,歯痛,歯科治療後の疼痛,変形性関節症

2. 下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)

3. 小児科領域における解熱・鎮痛

用法及び用量

効能又は効果(1)の場合
通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~1000mgを経口投与し,投与間隔は4~6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として4000mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

効能又は効果(2)の場合
通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~500mgを頓用する。なお,年齢,症状により適宜増減する。ただし,原則として1日2回までとし,1日最大1500mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

効能又は効果(3)の場合
通常,幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回10~15mgを経口投与し,投与間隔は4~6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として60mg/kgを限度とする。ただし,成人の用量を超えない。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

痛み止めとして使う場合、成人に対しては1日4000㎎という用量まで使えるようになった。

小児(15歳以下)に対して用いる場合は、「小児科領域における解熱・鎮痛」の部分で、「体重1kgあたり1回10~15mgを経口投与」となっているため、体重40kgであれば1回600㎎という用量で使用可能と見て取れる。

がしかし、添付文書には、

「小児科領域における解熱・鎮痛」の効能又は効果に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg,1日あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである。

と書かれてもいる。

なので、小児に1回当たりカロナール錠300㎎2錠という処方は、NGとなる。

しかし、小児科領域という部分がわかりづらく、整形外科から小児にカロナールが処方されたら整形外科領域になるのか、という風にも考える。

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