更新日:2015年10月22日.全記事数:3,191件.

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ぶどう膜炎は目の中の病気?


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ぶどう膜炎とは?

ぶどう膜炎と聞いても、イマイチわからず。
結膜炎、角膜炎と同じような感染性の目の病気かと思いがち。

「ぶどう膜炎」とは目の中に炎症を起こす病気の総称です。このようなことから、「内眼炎」とも呼ばれ、その原因には失明に至る重症なものもあり、さまざまです。からだの表面の病気は早く治りますが、からだの中の病気はなかなか良くならないように、ぶどう膜炎は目の中の病気ですから数日から数週で治ることは少なく、数か月から数年、病気によっては持病として付き合っていかなければならないものもあります。日本眼科学会:目の病気 ぶどう膜炎

ぶどう膜炎は目の中の病気。内眼炎とも呼ばれる。
眼の外から細菌やウイルスが感染して発症するような感染症とは一線を画するわけだ。

ぶどう膜炎の原因は何なのか?

2002年の結果にみられるように、我が国ではサルコイドーシス、フォークト-小柳-原田病(以下、原田病)、ベーチェット病が多く、この3つの病気は「日本における三大ぶどう膜炎」といわれていました。しかし近年、ベーチェット病は減少傾向にあり、2009年の結果では6位となっています。2009年の調査では、強膜炎が新たに対象となり、また急性前部ぶどう膜炎も疾患定義の拡大により上位原因疾患となっています。しかし、原因疾患が分からない分類不能なぶどう膜炎が2002年には38.9%、2009年には少し減少したものの33.6%にみられ、すなわち「ぶどう膜炎」と診断されても3人に1人は原因疾患が分からないことになります。ぶどう膜炎は、サルコイドーシス、原田病、ベーチェット病のように全身の免疫異常が要因であることや、細菌性眼内炎やヘルペス性虹彩毛様体炎のように細菌、ウイルスの感染、そのほか真菌(カビ)、寄生虫などによることや、強膜炎のように全身の免疫異常、感染がともに要因になることがあります。また、外傷や悪性腫瘍も要因となります。

原因不明のブドウ膜炎も多い。
全身疾患である可能性もあり、多くの併用薬を使っていることもある。

ブドウ膜炎の症状は、

ぶどう膜炎が生じると、目の中の透明な前房と硝子体に炎症性細胞が浸潤するため、霧視(かすみがかかったように見えること)や飛蚊症(虫が飛んでいるように見えること)と羞明感(まぶしく感じること)、その他、視力低下、眼痛、充血などの症状がみられます。片眼だけのことも両眼のこともあり、両眼交互に症状が現れることもあります。症状の経過は、だんだん悪くなるものもあれば、一時的に良くなり再びまた悪くなるといった再発・寛解を繰り返すものまでさまざまです。日本眼科学会:目の病気 ぶどう膜炎

細菌やウイルスの感染であれば、片目だけの症状になりますが、ブドウ膜炎だと両目に症状があらわれることもある。

治療にはリンデロンやフルメトロンなどのステロイド点眼薬が使われるが、長期にわたって使っていると「大丈夫かな」と思ってしまう。
眼圧上がってしまうんじゃないか?と。ステロイドで眼圧が上がることもありますが、ぶどう膜炎という疾患自体で眼圧が上がることもある。

おしまい。

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