更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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デベルザは夜間頻尿が少ない?


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デベルザの半減期

SGLT2阻害薬のラインナップも増えてきましたが。
その違いはよくわからない。処方も見ないので。

 各薬剤はほぼ同じと考えている先生も多いのですが、実は各薬剤の特徴が明らかにされつつあると私は考えています。まず、2014年5月にSGLT2iが日本で発売された頃に私が提唱した、「SGLT2i をカナグリフロジン型とトホグリフロジン型として考えてみること」です。カナグリフロジンの特徴は①SGLT2選択性が低 ②蛋白結合率は高 ③半減期は長 ④代謝は肝や腎でのグルクロン酸抱合 ⑤尿中未変化体の割合が低で、この全く逆がトホグリフロジンです。
 薬剤で効き方に違いがあるか否かの証明はきちんとコントロールされたスタディに任せるとして、日常臨床では頻尿の違いが分かりやすいと思います。例えばトホグリフロジンのみ半減期が短いので夜間頻尿が少ないというデータが近々発表されるかもしれません。当院の経験でも半減期の短いトホグリフロジンを処方したところ、昼間は尿の回数が増えましたが、夜中は起きる必要が無くなった方がいます。逆にカナグリフロジンタイプの方が24時間尿糖を出すので有効性が高い可能性もあり、各薬剤全く同じとは到底考えられないと思います。第18回 SGLT2阻害薬 (5) 糖尿病治療薬の特徴と服薬指導のポイント 糖尿病情報スクランブル 糖尿病リソースガイド

夜間頻尿が気になる患者には、半減期の短いトホグリフロジン型のSGLT2阻害薬のほうが良いと。

しかし有効性は、半減期の長いカナグリフロジン型のほうが高い可能性があると。

トホグリフロジン型:アプルウェイ/デベルザ、ルセフィ、ジャディアンス、フォシーガ
カナグリフロジン型:カナグル、スーグラ
第15回 SGLT2阻害薬 (3) 糖尿病治療薬の特徴と服薬指導のポイント 糖尿病情報スクランブル 糖尿病リソースガイド

アプルウェイ/デベルザの半減期は5.4時間。
しかし他の薬の半減期は、ジャディアンス9.88~11.7時間、フォシーガ約8~12時間、ルセフィ8.96~11.2時間、カナグル10.2~11.8時間、スーグラ11.71~14.97時間と長いので、トホグリフロジン型はトホグリフロジンだけなのではないかとも思う。

とにかく尿から糖を出して働く薬なので、頻尿はやむを得ないのですが、QOLを低下させていないかどうか確認する。

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