更新日:2017年1月2日.全記事数:3,118件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ロペミン1日24カプセル?


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抗癌剤による下痢

下痢止めのロペミンの用法は、

ロペラミド塩酸塩として、通常、成人に1日1~2mgを1~2回に分割経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。

なのでロペミンカプセル1mgは通常1日2個までという解釈。

しかし、抗がん剤、特にイリノテカンによる下痢には、通常の用量とは大きく異なる用量で処方されてくることがある。

米国臨床腫瘍学会(ASCO)のガイドラインでは、最初に4カプセルを服用し、その後収まらないなら4時間ごとに2カプセルずつ服用する旨が記載されており、1日に最大14カプセルの服用が推奨されている。

第2回 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬の要望募集で提出された要望について|厚生労働省
こういうものもあるのですね。

この中に、ロペラミドがある。

効能効果:化学療法(イリノテカン)に伴う重症な下痢
用法用量:1日24カプセルまで経口投与(初回4mg投与、その後2mgを2時間毎に投与)

添付文書で変更になる可能性は低そうです。

現在承認されている状況で、処方可能という見解らしい。

恐らく、頓服で大量に処方されるという形なのかと思われますが、頓服なら疑義照会しないかな。
1日10カプセルとか来たら疑義照会しますが。

早発性の下痢と遅発性の下痢

下痢には早発性のものと遅発性のものがある。
早発性のものはイリノテカンのコリン作動性によるものが知られており、それにはブチルスコピポラミン臭化物(ブスコパン)などがよく使用される。
一方、遅発性の下痢は様々な抗癌剤で生じる。
その支持療法で頻用されるロペラミド(ロペミン)は、抗コリン作用とプロスタグランジン放出抑制作用によって下痢を止める薬剤です。

参考書籍:日経DI2014.12

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