更新日:2016年12月21日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

加熱すれば食中毒は防げる?


スポンサードリンク

熱と食中毒

食中毒の予防にはよく加熱するという方法がとられますが、それでも防げない食中毒もある。

多くの食中毒は感染型といって、細菌などの病原体が体内に入ることで引き起こされる食中毒です。

この場合、食前に十分な加熱を行うことで病原体が死滅し、食中毒を防ぐことが出来ます。

しかしながら、一部の食中毒は「毒素型」という、毒性のある物質が体内に入ることで引き起こされます。毒素は生き物ではないので、毒素が熱に強い場合は加熱しても食中毒が防げないのです。

ただし、ボツリヌスによる食中毒は加熱で防げる「毒素型」食中毒です。なぜなら、ボツリヌス毒素は熱に弱いという性質を持っているからです。加熱しても防げない?耐熱性のある食中毒とは – MEDLEY(メドレー)

毒素型の食中毒は加熱によって防げないことが多い。

黄色ブドウ球菌とフグ毒が挙げられている。
フグ毒は私のような貧民とは縁の無い食中毒なので、置いておこう。
黄色ブドウ球菌は人間の皮膚にくっついているので、手で触れれば黄色ブドウ球菌はくっつく。
おにぎりを素手で握って、遠足のお弁当に入れて真夏の炎天下で数時間経てば、リスキーな状態になっているであろうことは想像がつく。

加熱しても無駄ってことは、手で握ったおにぎりをフライパンで焼きおにぎりにして弁当に入れてもダメってことか。
おにぎりはサランラップに包んで握るか、ビニール手袋で握るかしたほうがいいな。

ウェルシュ菌食中毒

腸内悪玉菌の名高いウェルシュ菌。

食中毒の原因菌としても有名。

作り置きしたカレーなどで増殖するので、注意。

1 大鍋で、野菜などの食材を煮込むことを想定しています。鍋に食材を投入した時点では、食材に由来する様々な細菌が存在しています。その中に芽胞を形成したウエルシュ菌も存在していると仮定します。

2 この鍋を煮込んでいきます。鍋の温度が上昇すると、熱に弱いすべての菌は死滅します。しかし、熱に強いウエルシュ菌だけが生き残ります。また、グツグツ煮込むことで、鍋底は酸素が失われ、ウエルシュ菌にとって好都合の環境が整います。

3 加熱が終わった後、室温で放置すると、鍋は徐々に温度が下がります。40℃前後になると、熱の刺激によりウエルシュ菌が発芽します(芽胞を破って出てきます)。その時には、周りに競争相手となる菌はいませんし、空気もない状態です。従って、ウエルシュ菌はどんどん増殖し、食中毒を引き起こすだけの菌量に達します。島根県 ウエルシュ

自分もカレーが好きで、よくカレーを大量に作って2~3日食べますが。

一度に大量の食事を調理した給食施設などで発生することから“給食病”の異名もあり、患者数の多い大規模食中毒事件を起こす特徴があります。食中毒を起こす微生物 ウェルシュ菌|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

最近では学校給食でウェルシュ菌食中毒なんて聞きませんが。

学校給食における食中毒の発生状況

ノロウイルスがダントツで、その他サルモネラ、カンピロバクターや病原性大腸菌など。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

    まだデータがありません。

最新の記事

ランダム記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサードリンク