更新日:2017年1月21日.全記事数:3,190件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

チラーヂンで副腎クリーゼ?


スポンサーリンク

甲状腺ホルモンと副腎皮質ホルモン

チラーヂンの重篤な副作用に、副腎クリーゼというのがある。

副腎クリーゼ(頻度不明)
副腎皮質機能不全,脳下垂体機能不全のある患者では,副腎クリーゼがあらわれることがあるので,副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)を十分にはかってから投与すること.全身けん怠感,血圧低下,尿量低下,呼吸困難等の症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと.

甲状腺と副腎が関係あるのか。

この副作用は、もともと副腎皮質の機能が低下している患者で起こりうる副作用なのです。

甲状腺ホルモンには代謝亢進作用があるため、ただでさえ低値の副腎皮質ホルモンの分解を早めてしまい、副腎皮質機能低下の症状が増大してしまう。

そのため、副腎皮質ホルモンを補充してから、その後チラーヂンを服用するという方法がとられる。

バセドウ病の原因はストレス?

 グレーブス病(バセドウ病)は、免疫システムによって甲状腺から身体が必要とする以上の過剰なホルモンが産生されることにより生じる。
 症状には、甲状腺肥大、不眠症、神経過敏、熱過敏、制御できない手の震えなどがある。眼球の腫脹がみられることもある。
 米国立女性健康情報センター(NWHIC)によると、以下の因子がグレーブス病の原因となることがあるという:
家族歴(遺伝的素因)がある。
女性である。また、女性ホルモンの産生がある。
同疾患になりやすい人では、過剰な情動性ストレスまたは重大なトラウマが発症の引き金となることがある。
妊娠している(妊娠は甲状腺に影響を及ぼす)。
感染症がある。いきいき健康

バセドウ病の原因にストレスが挙げられています。
うちの奥さんもバセドウ病ですが、精神疾患も合併しています。
産後にバセドウ病になりました。
育児のストレスが影響しているとも考えられます。

バセドウ病とは

自己免疫疾患です。
自分のTSH受容体に対して抗体(TSAb)を作ってしまい、そのTSAbが甲状腺を刺激するため甲状腺機能亢進症になります。
甲状腺肥大、頻脈、眼球突出の三症状(メルゼブルグ三徴)が現れる疾患です。
その他の症状としては、手指振戦、発熱、体重減少などがあります。
グレーブス病とも呼ばれます。

TSAb

甲状腺刺激性自己抗体の略称、甲状腺機能はTSHレセプターにTSHが結合することにより活性化されます。
一般的に考えると、TSHレセプターに対する抗体はTSHによる甲状腺機能の亢進を阻害するはずです。
しかし、TSAbは、TSHレセプターに対する抗体であるにもかかわらず、甲状腺機能を亢進します。
これがバセドウ病の原因です。

スポンサーリンク

関連する記事

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」「時間は有限、努力は無限」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

スポンサーリンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ