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歯が無くても歯磨きは必要?
公開. 投稿者:栄養/口腔ケア.この記事は約2分37秒で読めます.
868 ビュー. カテゴリ:口腔衛生と肺炎
歯が無ければ歯磨きは必要ない。
と思っていました。
それは、歯磨きの目的を「虫歯予防」としてしかとらえていなかったからです。
Q11. 口腔ケアにはどんな効果がありますか?
A11.誤嚥性肺炎の危険性が下がるほか、嚥下機能そのものにも好影響を与えます。さらに、認知症の予防にも効果があるといわれています。
摂食嚥下障害Q&A 在宅ケアについて|エルメッド エーザイ株式会社ホームページ
口腔内で雑菌が増えれば、その雑菌を含む唾液を嚥下、誤嚥することによる誤嚥性肺炎のリスクが高くなる。
「肺炎予防」としても歯磨きは重要なのです。
歯磨きができなくても、口腔内を磨く、口磨きが必要です。
歯磨きには硬い歯に適した歯ブラシを使います。
口磨きには口腔内の粘膜を傷付けないようにスポンジブラシを使います。
歯ブラシは1本を1~2か月は続けて使いますが、スポンジブラシは使い捨てです。
スポンジブラシは使い捨てです。
ケアに適した器具 はじめよう!やってみよう! 口腔ケア
何回か使うことができるように思えますが、そうではありません。
お口の中に入れるものですので、衛生面を考慮する意味でも1回の使用で捨てるようにしましょう。
ウイルスや感染症の感染を予防するためにも他の方との共有はせずに、個人のものを必ず用意しましょう。
考えると歯ブラシも汚いんじゃないか、使い捨てにしたほうが良いんじゃないかとも思いますが、ブラシ部分の水はけの違いからか、歯ブラシ、舌ブラシは使い捨てずに使っても良いようだ。
肺炎予防に歯磨きしましょう。
洗口液で虫歯は防げる?
口臭予防にリステリンやモンダミンなどの洗口液が売られています。
デンタルリンス、マウスウォッシュ、口内洗浄剤とも呼ばれる。
殺菌効果があるので、虫歯菌や歯周病菌にも効果があると思っていました。
しかし、細菌はネバネバとしたバリア(バイオフィルム)を形成してしまい、その中にいる細菌には、殺菌作用のある洗口液でも細菌に届きにくくなっています。
逆に、洗口液は酸性のものがほとんどで、殺菌効果があっても酸で歯を溶かしてしまうため、常用した場合、逆に虫歯になりやすいという問題があるようです。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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