更新日:2015年10月22日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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トラフルはステロイド?


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口内炎にステロイド

口内炎に使われるOTCでトラフルというシリーズがあります。
そのうち「トラフルダイレクト」というフィルム状のアフタッチみたいな口内炎に貼る薬には、トリアムシノロンアセトニドというステロイドの成分が配合されています。
ステロイドと聞くと、ステロイド拒否症のお客さんもいるので、どの程度のリスクがあるステロイドなのか、正確に伝える必要があると思う。
小児や妊娠中や授乳中などの方は特に抵抗があるかと思われる。

ちなみにトラフルのシリーズには、トラフル軟膏、トラフルクイックショット、トラフルBBチャージ、トラフル錠などあるが、これらにはステロイドは入っていない。

まず、トラフルダイレクトに含まれるトリアムシノロンアセトニドの含量は、0.025mg。医療用のアフタッチも同じ含有量。
ケナログ口腔用軟膏は0.1%なので、1g中1mgを含有するので、1FTU0.5gを使ったとしたら0.5mg。貼付剤よりも飲み込む量は多くなる危険性がある。
ちなみに皮膚に塗るレダコート軟膏も0.1%の濃度。

トリアムシノロンの内服薬はレダコート錠。
成分量は1錠あたり4mg。用量は1日4~48mg。

トラフルダイレクトやアフタッチを飲み込んでも、内服薬と比較して微々たるものなので、実際副作用が生じる可能性は低いと思われる。
ケナログを1g飲み込んだら、多少は気にする必要もありそうですが、ステロイドの影響よりも軟膏の基剤で下痢するんじゃないかとか、心配する。継続して大量に服用できるものではないので、さほど心配はしない。
軟膏を飲み込んで錠剤と同じように作用するのか、薬物動態的にどうなのかはわかりませんが。

なので、トラフルダイレクト、アフタッチを小児や妊婦や授乳婦が使っても、問題ないと思われる。
トラフルダイレクトは5歳未満には使えませんが。

しかし少しでもリスクの低い商品を求めるのであれば、トラフル軟膏のほうが良いのかも知れません。
少しでもリスクの低いものを求めているのか、少しでも効果の高いものを求めているのか。
正直なところは両方とも求めているのでしょうけど、なかなかそういう都合の良い医薬品は無い。

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