更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

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手が赤いのは肝臓病のせい?


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手掌紅斑とエストロゲン

手のひらが赤い人は肝臓が悪い。

肝臓が悪い人の皮膚の色の特徴といえば、黄疸、ビリルビンが処理できずに黄色くなる症状が思い浮かぶ。
それ以外の皮膚症状として、手のひらが赤くなるという症状が出る人も多いそうだ。

手のひらが赤くなることを、「手掌紅斑」という。

その原因はエストロゲン。
肝機能障害によって肝臓でエストロゲンの処理ができなくなり、血液中のエストロゲンが上昇する。
血液中のエストロゲンが増えると、エストロゲンによる血管拡張作用で、皮膚が赤くなるというわけだ。

エストロゲンによる血管拡張作用がきたす病状として、他にも「クモ状血管腫」というものもある。
胸の上部や首、上腕などにクモの巣状の毛細血管が浮き出る。

顔が赤くなる病気で「酒さ」とか「毛細血管拡張症」などの病気がありますが、これは酒の飲み過ぎで肝臓を悪くして血中エストロゲンが増えて赤くなっている、というわけでも無さそう。
原因の一つとしてホルモンバランスの異常とか考えられるのかも知れませんが。

エストロゲン(女性ホルモン)が手掌紅斑の原因であるならば、男性には起こらない症状かと思いきや男性でも起こりえます。
男性でもエストロゲンは作られます。その量は更年期女性と同程度。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるように症状が出にくい部位です。
薬の副作用である肝機能障害を早期発見するためにも、患者の手のひらに注目するのも良い手段かと思いました。

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