更新日:2017年1月9日.全記事数:3,169件.

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シアリスとクラリスは併用禁忌?


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アドシルカとクラリスは併用禁忌

クラリスはよく使われるマクロライド系の抗菌剤ですが、意外と併用禁忌が多い。

「ピモジド、エルゴタミン含有製剤、タダラフィル〔アドシルカ〕、アスナプレビル、バニプレビル、スボレキサントを投与中の患者。」

抗精神病薬のオーラップ、肺高血圧症のアドシルカ、C型感染のスンベプラ、バニヘップの処方頻度は多くはありませんが、片頭痛のクリアミン、不眠症のベルソムラなどちょこちょこ処方されるので注意する。

相互作用の機序としては、クラリスがCYP3A4を阻害するので、CYP3A4で代謝される薬の代謝が進まず、血中濃度が上昇するというもの。

これらの相互作用の中で気になったのが、アドシルカ。
なぜアドシルカだけなのか。
アドシルカと同じタダラフィルを成分とする薬には、他に勃起不全のシアリスと、前立腺肥大症のザルティアがありますが、併用禁忌ではなく併用注意というレベルにとどまっている。

アドシルカとクラリスの相互作用の個所をみると、

臨床症状・措置方法
強いCYP3A4阻害作用を有するケトコナゾール(400mg/日:経口剤、国内未発売)との併用により、本剤(20mg)のAUC及びCmaxが312%及び22%増加するとの報告がある。また、リトナビル(200mg/1日2回投与)との併用により、本剤(20mg)のAUCが124%増加するとの報告がある。

機序・危険因子
CYP3A4を強く阻害することによりクリアランスが高度に減少し、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある。また、肺動脈性肺高血圧症患者における併用の経験が少ない。

アドシルカは20mgでザルティアは2.5mgと5mgなので、ザルティアの血中濃度が上昇したとしても副作用が出るとしても大したことは無いということかな。

シアリスは5mg、10mg、20mgとアドシルカと同量のものもありますが、連用しないから大丈夫?とか。はっきりした理由はわからない。まあ、5mgと10mgは大丈夫なのだろう。
クラリス使ってる病気の人間がシアリス使うなっていう風にも思いますが。

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