2018年8月17日更新.3,303記事.5,457,149文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ワントラムとトラマールの違いは?

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1日1回のトラマドール

ワントラムという1日1回のトラマドール製剤が承認されたようです。

今までのトラマドール製剤(トラマール)の用法は、
「通常、成人にはトラマドール塩酸塩として1日100~300mgを4回に分割経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。ただし1回100mg、1日400mgを超えないこととする。」と、1日4回という飲み方でした。

ワントラムの用法は、
「通常、成人にはトラマドール塩酸塩として100~300mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。ただし、1日400mgを超えないこととする。」

全国的にはどうなのか知りませんが、うちの薬局ではトラマドール製剤だと、トラマドールとアセトアミノフェンの合剤であるトラムセットのほうが使われているので、製剤的な工夫を施してシェアを伸ばそうとしているのでしょうか。

鎮痛作用は持続されたほうが良いでしょうねえ。
「200mgを1日1回で投与するよりも、200㎎を1日2回で飲ませた方が波が無くて良いんじゃね?」
という医師は出てきそう。

トラマドールの副作用といえば、麻薬と同様の吐き気や便秘が多く、プリンペランやセンノシドが併用されることも見られます。
これらの副作用については持続性にしたからといって軽減されるものではなく、同様に起こるようです。

ワントラムとトラマールの併用

ワントラムの「用法・用量に関連する使用上の注意」に以下のように書かれている。

がん疼痛患者における疼痛増強時の臨時追加投与(レスキュー・ドーズ)
本剤服用中に疼痛が増強した場合や鎮痛効果が得られている患者で突出痛が発現した場合は、直ちにトラマドール塩酸塩即放性製剤の臨時追加投与を行って鎮痛を図ること。臨時追加投与の1回投与量は、定時投与中の本剤の1日量の1/8~1/4を経口投与すること。ただし、トラマドール塩酸塩としての1日総投与量は400mgを超えないこと。

ワントラムが定時薬で、トラマールをレスキューとして使う場合、
ワントラム100mgで、トラマール25mg(1/4)
ワントラム200mgで、トラマール25mgか50mg(1/8~1/4)
ワントラム300mgで、トラマール50mg(1/6)
ワントラム400mgだと、上限なのでレスキューは使えない。

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